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ポラロイドカメラ SX-70

インスタントカメラは1864年にジュール・ブルタンが開発したのが元祖とされていますが、商業的に一般に普及したものとなると1947年にポラロイド社の創業者エドウィン・ハーバード・ランドが発表したポラロイドランドカメラが最初です。

ランドの3歳になる娘が「どうして撮影した写真をすぐに見られないの?」と言ったのがきっかけとなり開発を始めたんだとか。

ファッションエトセトラ第27回

今回はポラロイドカメラ SX-70について。
以前の記事にも書きましたが、私が初めて勤めた会社はイオンでした。
最初の配属先は文具・時計売り場で、富士フィルムのインスタントカメラの"チェキ"も取り扱っていました。
当時は初代チェキが出たばかり頃で、いつも売り場に女子高生が買いに来ていたのですが、入荷台数が少なく毎回すぐに売り切れてしまうので、ガッカリして帰って行く女子高生を見て申し訳なく思った記憶があります。

現代ではほとんどの人がスマホやデジカメで写真を撮るのが当たり前になりましたが、それでも周期的にやってくるアナログ写真への回帰。
今で言う"エモい"写真が撮れるのも、インスタントカメラの味わいのひとつではないかと思います。

私は20代の時に買って、今でも大事に保管しているインスタントカメラがあります。
それがポラロイドのSX-70。

ポラロイドカメラ SX-70は1972年から1981年まで製造した折りたたみ式一眼レフカメラ。(非剥離法拡散転写法天然色写真法カメラ)
商品発表会でエドウィン・H・ランドはスーツのポケットから折りたたんだSX-70を取り出し、10秒で5枚の写真を撮った。
暗室で現像するのが当たり前だった当時これは画期的な事で、観客は驚いた。
発売当初の価格は180ドル。
1ドル300円の時代に5万4000円程での販売となったが、当時は高価な物なので、使う人は限られた。

wikipediaより抜粋

私物のSX-70は今ではまったく写らなくなってしまったのですが、"モノ"自体がアートな感じがして手放す気にならない。
ほとんどオブジェと化しているんですが、いつかはオーバーホールしたいなと思っています。

もはやアートの領域
折りたたんだ状態も美しい

最近だとsacaiがコラボしたり、NEIGHBORHOODやSasquatchfabrix、なんとSAINT LAURENTからも復刻されたりしていました。
数あるインスタントカメラの中でもSX-70が選ばれるというのはそれだけ名器だという事ですね。

SX-70で撮ったフィルムも掲載したかったのですが、実家のどこかにしまっていて行方不明でした。
淡い色合いが何とも言えない感じで良い雰囲気だったのですが残念。

ちなみにトップバナーの画像は私がPIXTAの初期のプロフィール用に撮った自撮りです。背景は実家の玄関 (笑)
このアーティスト気取りのカッコつけたポーズ、どこかで見た事のあるなと気付いたあなたは鋭い!
元ネタはアンディーウォーホルのこの写真↓

パクりじゃないです。オマージュです。オマージュ…。

PIXTAとはストックフォトサービスで、自分の撮った写真をアップロードし販売する事ができるサイトです。

オリジナルのフォトTシャツを作りたくて始めた写真ですが、せっかくなら自分で撮った写真を販売してみようと始めたのですが、次回はその中から厳選した北海道の風景写真を紹介しようと思います。

では、また次回!

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