不登校のまま元気になろう!
【2018年アメブロ記事の編集バージョンです[四角カッコ内は現在のつぶやき]】
こんにちは。
学校に戻さない不登校相談の臨床心理士よこちかよこです。
私は10年以上、学校現場でスクールカウンセラーとして「不登校支援」に携わってきました[2018年]。
この「不登校支援」、なかなか簡単には説明できない複雑な現状なんです。
やはり学校現場としては「不登校」をなくしたい、「不登校」の子がいたら戻ってほしい、どうしたら戻れるだろうか・・
といった視点からスクールカウンセラーを活用することにはなります[2018年]。スクールカウンセラーとしては、当事者や親御さんの状況やお気持ちをよく聞くのが基本ですが、その当事者や親御さんも「戻りたい」「戻ってほしい」
「どうしたら戻れるか」といったお気持ちであることが多いです。
が、しかし、
なかなか簡単には戻れません(簡単なケースもありますけどね)。
そして、さきほど言ったようになかなか複雑な現状があり(日本の学校教育そのものとか、もっと言えば社会そのものとか、ね)
戻ればいい、という問題でもないなあ~と感じることも。
で、ここへきて「学校に戻さない不登校相談」をはじめるわけです。
けっこう勇気がいることなんですよ、これ(笑)。なんか、「学校」を敵にまわすみたいな、ね。決してそういうつもりはないんですけど。
私は基本的には学校現場が好きですし、学校教育の大切さも感じていますし、教師という立場の方々も基本的には善良で、一生懸命な人が多いと感じています。
ただ、今の学校が子どもの多様性に対応しきれていないのは間違いないな、と。
なにしろ、子どもが学ぶ場をここまで選べないのは先進国では日本くらいですから。→参考文献『「生きる力」の強い子を育てる』天外伺朗
さて、記念すべきブログ第1号のタイトル「不登校のまま元気になろう!」には、
いろいろな思いを込めました。
不登校って、1994年にわざわざ文科省が「誰にでも起こりうるもの」という見解をだした割には、いまだに世間的にぜんぜんそう思われてないんですよね[2018年]。
やっぱりどこか「問題のある家庭」「集団になじめない子」に起きるようなイメージがあって、わが子の身に起きたときに、「何が問題だったのだろう?」「育て方を間違ったのかしら?」って悩む保護者さんが多いです。
文科省が出した見解って、こういう悩みや葛藤の負担を軽くする目的もあったはずですが、はっきり言って、ぜんぜん効果を発揮してないですね。
それはなぜか・・
だって、現実的に他に行く場所ないんだもん!←これに尽きると思っています。
世間的に社会的に、行き場が用意されてないって、存在を認められてないと同じですよね。
そんな現状だから、‘学校が辛い’という状況に陥ると、子も親もとことん悩み、葛藤し、自分を責める・・・というサイクルにはまり、どんどん元気がなくなってしまいます。
で、「支援」を・・ということになるんでしょうけど・・・
この「支援」についてもおいおい書いていくとして、私は、学校に戻る戻らないにかかわらず、つまり不登校のまま、その子が自分らしく元気になれるといいなと思っています。
学校に戻れたから元気になったね
元気になったから学校に戻ろう
それもアリですが、とことん不登校のままで元気になろうよ!そんなメッセージ満載のブログを目指します。
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