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お墓に故人が好きだった「ビール」をかけてもいい?お供えの正しい供え方は?

お酒、たばこ、食べ物、お花をお墓に供える場合についてです。

広島県廿日市、宮島墓苑内にある石材店、十和石材です。
スタッフがお墓にまつわる疑問やお悩みにお答えしていきます。

【お酒】

お酒を墓石にかけると、その糖分が墓石に吸収され変色しシミとなります。
また蚊やハチなどの虫が集まり、周囲の方にご迷惑がかかってしまいます。
どうしてもお酒をかけたいと言う方は、すぐに水をかけてお酒を流し
拭き取っておきましょう。
缶ビールをお供えになる場合、墓石に乗せたままにせず、お参りが済んだら
必ず持ち帰りましょう。
アルミ缶の場合、墓石の上に缶の跡が残りますし
スチール缶はサビが墓石に染み込んでシミの原因になります。
お供えを置いたままにせぬようご注意ください。

【たばこ】

たばこを箱ごとお供えされている方がいらっしゃいますが、これもなるべく避けて下さい。
夜露や雨などでヤニが出て、石にシミが付いてしまいます。
灰皿を用意して火を付けてお供えするのが良いでしょう。
もちろん、吸い殻はお持ち帰り下さいね。

【食べ物】

食べ物を置いていかれる方がいらっしゃいますが
カラスなどが来て食い散らかしてしまいますので
お供えした供物は、お参りが済んだら持ち帰りましょう。

【お花】

お供えしたお花は、枯れて見苦しくなる前に取り替えましょう。
枯れたお花を放置すると、墓石に張り付いて乾燥し、汚れとして付着する事もあります。
当苑のお客様の場合、当苑まで遠くこまめにお参りできないようであれば、お気軽にご相談下さい。

お供えに適さないお花ですが、においがきつすぎる花
毒のある花は避けましょう。
においがきつい花は虫が多くよってきすぎてしまうことになります。
バラなどトゲがあるお花も避けたほうが良いと言われていますが
事前にトゲを取り除けば大丈夫です。
ユリなどの花粉が落ちる花はお墓が汚れる原因になりますので
こちらも花粉の部分を取り除きましょう。
花びらが散りやすいお花の場合は、雨や風などの影響を受け花びらが
飛んでしまうと、付近の墓石に迷惑がかかる可能性もありますのでなるべく
避けましょう。
ツバキやボタンなど、散る時に花が丸ごと落ちるお花は
「首から落ちる」という意味合いがあり縁起が悪いとして避けられることが多いです。

ホームセンターやスーパー、お花屋さんに売っている仏花セットを
利用する場合は、あらかじめお供えに適したお花が組まれております。
ですが故人のお好きだったお花をお供えされたり、自分で組んだ花束を使われることにも特に問題はありません。
お墓参りは地域や家庭、宗派によってしきたりがあることがあり
特に年配の方はしきたりを非常に大切にされていますので
年配者の方がおられる場合はご確認をされるとよろしいかと思います。

広島のお墓の相談は廿日市の「十和石材」へ
TEL 0829-56-1749(9:00~17:00 水曜定休


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