【印刷研究所コラム】 vol.02 ヴァンヌーボに似ている用紙のご提案
「この紙を使いたい!と思ったけど少し予算が合わない…」
「この紙に似たイメージの紙はあるのかな…」
お客様にこのような声をいただいた場合、印刷会社では、その印刷用紙のイメージとコストをすり合わせて似ている用紙をご提案することがあります。
今回は、そのような提案例をひとつご紹介したいと思います。
今回ご紹介する用紙は、豊かな風合いと高い印刷適性を併せ持った根強い人気の印刷用紙 ヴァンヌーボ です。
●ヴァンヌーボシリーズ
1994年に誕生した、高級印刷用紙のヴァンヌーボシリーズ。
暖かみのある豊かな風合いと手触り、そして繊細にコントロールできる高い印刷適性を併せ持つこのラフ・グロスのファインペーパーは、商業印刷でも未だ追随を許さない根強い人気があります。紙面はインキが乗ることでニュアンスのある光沢感を出し、その風合いの変化で豊かな表情をさらに引き出します。
ヴァンヌーボシリーズは用紙の中に多くの空気を含んだ嵩高紙で、軽いのに厚みが出る書籍を作れることも、人気がある理由の一つです。
また、ヴァンヌーボは、用途に合わせて幅広くシリーズ展開しています。
印刷面のニュアンスも細かくコントロールできるラインナップが揃っています。
ヴァンヌーボに似た用紙のご提案
ヴァンヌーボは、用紙の持つ風合いや印刷再現への信頼から人気が高い用紙ですが、やはり高級印刷用紙であり、値段もお高め。
お客様の細かいご要望や制作案件の仕様にもよりますが、
コスト面でヴァンヌーボの使用が叶わない場合におすすめすることが多い用紙を、2種類ご紹介したいと思います。
❶MTA+ -FS
「アート紙を超える紙」を目指して2010年に誕生した、高級塗工印刷用紙。豊かな階調表現も難なく表現する高い印刷適性と風合い。そして、落ち着いた白色。厚さも幅広く揃えており、図録・カレンダー・書籍・ステーショナリーまで、様々な用途に対応できる印刷用紙です。
コストの良さからもご提案しやすい用紙になっています。
❷テイクGA -FS
確かな印刷適性と白さ、細やかな風合いを持つ微塗工印刷用紙として2008年に誕生。この風合いがありながらもコストバランスが良く、パンフレットやフライヤーなど、様々な用途に幅広くご使用いただけます。
こちらも、コストの良さからもご提案しやすい用紙になっています。
ご制作時、用紙選定の参考になれば幸いです。
この記事に登場する全ての用紙は、環境対応紙・FSC®森林認証対応紙です。
FSC森林認証の認証マークを印刷物に入れるには、認証を取得した印刷会社で印刷をする必要があります。弊社は認証を取得しており、手配から申請まで一括で請け負っております。
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