見出し画像

梔子。の第百三十ニ首

第百三十ニ首
宵闇と夜の空気に漂って
梔子くちなしが咲く夏の夕暮れ
─── 音無桜花

2024.06.03.



夕食を済ませた後、日没後の雰囲気を楽しみたくて散歩に出かけました。
今日は風も心地よく、過ごしやすい夕暮れです。

西の空には日の光が残っていましたが、東の空から次第に宵闇へと移ろいつつあります。

昼と夜の間。
独特の雰囲気を感じさせるひと時です。


梔子が咲いているのに出会いました。

私も違和感の正体に気づかなかったのですが、パートナーは花の姿に違和感を感じた様子。
観察してみると一重咲きの梔子です。

これまで八重の梔子を目にしてきたので、一重咲きの花に違和感を感じたのでしょう。
調べてみるとどちらもポピュラーで、普及しているようです。


今日の夕暮れに相応しい香りを、夜の街並みと空気へと漂わせていました。

この記事が参加している募集

#今日の短歌

39,363件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?