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夜と雨。の第百首

第百首
冬色の糸雨しうへと沈む港町
夜に息づく鳩が鳴いてる
─── 音無桜花

2024.03.05.


暦は啓蟄をむかえました。
冬ごもりから目覚めた虫や小動物が地上へと顔をのぞかせる時期ですが、今日は生憎の雨。

冬を思わせる冷たい雨に、小さな生き物たちも春がお預けとなった事でしょう。


夜になり、外は煙るような銀色の雨が降っています。
夜と雨が街を飲み込んでいるよう。



今日はパートナーの入院前説明会でした。
少し疲れた一日。
夜の片隅から、鳩が鳴く声が聞こえます。

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