見出し画像

身体の感覚に耳を澄ませる

世間はお盆。うちはいつもと何も変わりない日々を過ごしているけど、昨日はお盆らしく母と弟家族が我が家に遊びに来た。

本当は外食の予定だったけど、息子が行けるかどうか分からなかったので、我が家に来てもらうことにして手巻き寿司で簡単におもてなしをした。

場所は我が家だし、来るのは母と弟家族。
緊張する要素は全くない訳だけれど、結論から言えば緊張して死ぬほど疲れた。

実際みんながいる時には緊張している自覚は全くないし楽しんでいるのだけれど、緊張で胃腸が動いていなくてほとんど食事が喉を通らなかった。そしてみんなが帰った途端、グッタリしてもう何もやる気が起きなかった。夜中にむしゃくしゃしてビールと固あげポテトを食べてしまった。

そして思った。
そんなになる前に気付けよ自分・・・と。

先日「感情の感じ方」のワークショップを受けた。私は今まで感情を感じようとして、頭に浮かぶことをひたすら追いかけていた。そうやって感情を感じた気になっていた。でも違った。それは思考を追いかけていただけだ。いつまで経ってもマインドの中。マインドの中の永遠の追いかけっこ。

感情を感じるには「身体の感覚」に気付くこと。胃がギュッとなる。胸が熱くなる。手足が冷える。眠くなる。呼吸が浅くなる。そういった感覚を感じることが感情を感じることなのだと。

そううやって身体の感覚を辿ってみると、怒りだと思っていたものが恐怖だったり、悲しみだと思っていたものは怒りだったりする。頭はすぐに自分を騙すから信頼できるのは身体だけだ。

そしてどんな時にも安心を感じる。「今ここ」の感覚に戻る。それが大切だともう何年もかけて勉強してきたのだ。それでも緊張しているその瞬間、私はそれらを忘却の彼方に押しやって頭の中の声でいっぱいいっぱいになっている。

ふと我に返り、身体の感覚に耳を澄ましてみる。その感覚を感じる。しっかりと感じる。そうして今ここに帰る。深呼吸したり手をにぎにぎしたり目をキョロキョロしたり犬や猫を撫でたり、、、やり方はたくさん知ってるよね!?あとはそれを現場で試すだけなのに、なかなかどうしてそれができないでいる。

今回はできなかった。でももうやり方は分かった。あとは現場で「気付く」だけだ。伸び代がある!次こそは、深呼吸入れようぜ私!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?