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毒親育ちに必要な支援はカウンセリングじゃない。

私は毒親から逃げるために、ネットで情報をかき集めた。家出に必要なもの、市役所の手続き、お金の工面の方法…。しかし、有用な情報はすぐ集まらなかった。なぜなら、”毒親”という単語をネットで調べると出てくるものは、毒親育ちチェックとか、カウンセリングとか、生き辛さを乗り越えるには…とかばっかりだからだ。

正直言って、それらは現状毒親の支配下にある人間を追い詰める。

毒親育ちの今を救うには、実用性のある情報が必要なのであって、カウンセリングが必要なのではない。乗り越えることが出来る希望を見せることよりも、確実性のある方法が必要なのである。

逃げる方法を探していた私は、検索結果を順番に見ていた。しかし、無料診断なんかしなくても生き辛さは極まっているし、あなたのお話を聞きますなんて謳い文句は薄っぺらい言葉でしかなかった。

親に怒鳴られているときに、玄関をぶち破って手を引っ張り安全な場所に連れていくぐらいの救援が欲しい。

毒親から離れた後、心のケアは重要である。本来受け取るはずだった愛情分の穴は、大人になってから埋めることは難しいのだ。毒親の、毒たるゆえんである。

もし私が事業を立てられるなら。毒親育ちの人が逃げ出すための手段を代わって整え、代金は毒親に請求するぐらいの事業がしたい。

もしも今逃げようとしてこの記事にたどり着いた方がいるのなら。検索ワードから毒親を一旦外して、

・住み込み 仕事
・荷物 預かり
・捜索願不受理届
・戸籍の分け方

とかを調べてみてほしい。

「同情するなら金をくれ!!!」

まさにこれに尽きる。

ここまで読んでくださってありがとうございます。毒親育ちの自分に嘆くばかりだった人生から、少しずつ前を向けるようになりました。このnoteは、誰かが前を向くきっかけになればいいな、と思っています。もしよければ、また覗きに来てください!