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【気まぐれエッセイ】若く見えることがいいのか問題

基本的に30代以降は、実年齢より若く見えることは、魅力の1つだと私は思っている(もちろん、そうでなければ魅力的じゃないというわけではないし、年相応の美しさもあるけれど)。

ただ実年齢を聞くと、その歳にも見えなくはない、という若さがもっとも魅力的だと思うんだ。

例えばどっからどう見たって30代前半に見える45歳の女性がいたとして、その人の実年齢を聞いたとき、驚きはしても、決して違和感を覚えることはない若さ。「あぁ、そう言われれば、若いけれど、ちゃんと "大人" だもんな」と思えるようなね。


いくら完璧に見た目を保っていたとしても、実年齢を知ったときに違和感を覚えるような若さは、どこかイタイ。というか、私の好みではない。

国籍や性別、年齢などに合わせて "○○らしくあること" よりも、"その人らしくあること" が、私は一番素敵だと思っているし、そういう意味では年齢なんて気にしなくていいと思っているんだよ。

だけど、年齢だけでなく、何ひとつ重ねていないように見える奥行きのない若さは、ちょっとチープな気がしてさ(美容代はめっちゃかかってるんだろうけどね 笑)。


だからと言って私は、シワやシミを無理やり愛せと言いたいわけじゃないし、消せるものは消したらいいと思っている。体が少しでも老化(つまり酸化と糖化)しないように、元気な細胞を保てるような生活を私自身出来る限り心がけているし、そうあろうとしている人たちが好きだ。

体内(細胞)に対するアンチエイジングには精を出し、ファッションやメイクに関しては、実年齢をほんのちょっぴり意識する(気にしすぎる必要はない)というのが、私好み。

外に施すものはほどほどに。中に対するケアはどんどんやる。

いくつからでも体は応えてくれることを知っているから投げやりに諦めたりはしない。そうしていても、少しずつ確実に訪れる変化に対しては抗わない。歳を重ねるごとに魅力が増していくのは、そういう人だと思うんだ。


私もそうなっていけるように、諦めず抗わず、歳を重ねることを面白がって生きていきたい。



P.S. 「若く見えるけど実年齢を聞いて違和感を覚えることはない若さが好き」と私が感じるのは、50代くらいまでだ。実年齢に違和感を覚えるような若さも、不思議と高齢になるとちっとも変じゃないし魅力的だと思う。50歳にしか見えない70歳とか、素敵だ。




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