【気まぐれエッセイ】違うから生まれる同じロマンス

違うから受ける刺激も
学ぶことももちろんある。

それは確かにそう。

違うから面白い。
みんながみんな同じだったらつまらない。


でも、いくつになっても夢見がちな私は
思ってしまう。

誰かと「違う」ってことから得られる
最も幸福な感情は
誰かと「同じ」ってことを見つけたときの
たまらなく満たされた気持ちなんだって。

だって、誰かと「違う」から
誰かと「同じ」だってことが
こんなにも嬉しいんでしょう?


「誰にも理解してもらえない」
「自分は他の人とは違う」そうやって周りに鉄壁を築いている人はきっと
たった一人の誰かと、強烈に分かち合いたい
二人きりの世界を共有したい
って、思っているんだろうね。

「同じ」人の数が増えたら
「同じ」ことの価値が下がる。

きっと、そう思ってしまっているから。

夢みたいにピッタリで
魔法みたいにしっくりくる
そんなたった一人の誰かを
求めているからなんだ。


他人事みたいに言ってみたけど、
私のことだけどね(笑)。

歪で、ちっとも大人じゃない
こんな大人がいたっていいでしょう(笑)

だから映画やドラマや、漫画や小説に
ディズニーランドやキャバクラに、
需要があるんだよ。

たぶんね。


幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。