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永遠 克光
2019年11月4日 22:05
恐竜の鳴き声がする郷土の森は花の兄者と呼ばれる梅たちが思いのままに咲き誇っている月影、白加賀、紅千鳥…蝶の羽重ね、白牡丹…豊後、鹿児島、道知辺…小川のほとりに立つ養老は冬至を越えた梅郷の梅を見張っているようであるそんな中、ひとつ気になるのは細々と咲く小梅の存在祭騒ぎの花見客たちには気づかれることのない存在広場で遊ぶ子供たちにも気づかれることはないだろう頑張れ、小梅!
2019年11月4日 22:02
塩や肴を運ぶための相良から信州へ延びる秋葉街道は約250キロ秋葉信仰を唱えた僧侶たちも処世訓を口にしながらひたすら歩いたのだろうか『不足不満の心が出てくるのは感謝の心が乏しいからである』工芸ボランティアによって作られた掛け軸の中にあった言葉文明の利器は恐ろしい絶えず何かに不満を覚えながらのうのうと生活している現代人はいったい何様のつもりだろうかふと我を振り返った瞬間私
2019年11月4日 21:58
「神の代はかくやありけん冬籠」百穴と呼ばれる軍需工場跡には追葬を重ね、何人もの死者が眠る身分によって横穴も棺座も変わり豪族たちに対するもてなしは見事実際に掘削した朝鮮人等の苦労は百穴で自生するヒカリゴケと共に今でも我々に輝きを発している数々の玄室を覗き乍ら階段を上り眼下に市街と松山城跡を望めば八丁湖に隣接する十六穴と八十八体の仏像には歴史を感じるいくら日本と朝鮮の平和を願っ
2019年11月4日 21:52
またひとり親戚を失った親戚を失う度に聞かれるのは仕事は今、何をしているのか…亡くなった伯父さんのことはいっさい話題に上らない聞かれて答えにくい職業ならしない方がましなのかとずっとずっと悩み続けながらまた今日も同じ質問に答えるそして私の親も同じように頭を抱えながら苦笑いをする仕事は仕事と割り切って私は常に誇りを持っていたきっと伯父さんだったら私を理解してくれるだろうか頭
2019年11月4日 21:47
もう咲き頃かと思った吉野の梅はまだ一分咲きといったところ虫たちが冬眠から醒めないから梅も春の暖かさを感じていないのか諦めて街道を引き返そうとした時英治先生に呼び止められた「お茶でも飲んでいきなさい」書斎の前には大きな椎の木があって夫人が木の下でお茶を点てていた筆を絶たれてからの生活は村民たちとお気楽なご様子自分が良かれと思うことも他人は悪しとするかも知れない自分で自分を下
2019年11月4日 21:33
ヒグラシ・クマゼミ・アブラゼミ夏のオーケストラを聴きながら次の季節を探しに来ました岩崎橋の近くヘレニウムの群生が突然、私に襲いかかりました美味しそうに生っているキウイに見惚れていた罰でしょうか井の頭公園にさしかかるとタマアジサイが細々と咲いています競技場で遊ぶ子供たちは全く無関心のようですねむらさき橋の近く槿の花に肩を叩かれましたつい先ほど、国木田先生が通り過ぎて行か
2019年11月4日 20:19
親父の社用で連れて来られた一時間はかかるからと言われて折角だから駅の方まで歩いた駅周辺の案内板を見てみると日本最古と言われる温泉地に多くの文人たちが訪れていた拓次、白秋、犀星、朔太郎…公園の池は愛妻の池と呼ばれこの地を訪れた文人たちは果たして愛妻家だったか…ふと考えていたら川のせせらぎと梁場からの騒めきが耳に入った公園のすぐ下に碓氷川が流れていた梁には鮎がかかっているのだ