2023 旭川~伊勢熊野高野山奈良 車中泊旅 6日目
2023年7月31日土曜日
和歌山県高野町 高野山中の橋駐車場 (最高29.3℃/最低18.3℃)~ 奈良県奈良市 RVパーク平城京朱雀門ひろば(最高35.4℃/最低25.7℃)
夜は少し寒いくらい。まったく暑さを感じずよく眠れた。昨晩は我が家だけだった車中泊の車が、朝になったら数台増えていた。
車を壇上伽藍前の駐車場に移動。ファミリーマートで朝食を調達。私は、ねばとろうどんとサンドイッチを食べる。
テレビのロケ隊のような人たちが駐車場にいる。この人たちは、早朝の、まだ人の少ない壇上伽藍内で、さっと撮影を済ませて帰っていった。このときすれ違った女優は鈴木奈々さんだったらしい。「食遺産」という屋台をもう一人のタレントの方と引っ張っていた。後から調べたら大阪テレビの「発見!! 食遺産」という番組だった。
壇上伽藍
まだ拝観時間前だったので、伽藍を一通り周って歩く。根本大塔は大きさがよい。
回転するお堂、六角経蔵を妻と二人で回す。一周すると一切経を読んだことになるらしい。昔のアミューズメントだ。一か所、かなり重くてあきらめそうになった。昔やっていたラグビーの練習を思い出した。
拝観時間になったので、金堂と根本大塔を拝観。仏像を見るのは好きなのだが、詳しくないので何という仏像かは忘れた(このあとバチが当たる)。写真を撮れないのが残念。
根本大塔を見学した後で、スマホがないことに気づく。大いに焦る。慌てて今まで歩いてきた道筋を探し回る。御供所で尋ねてみても届いていないとのこと。中に私のスマホに似ていたものが見えたので、もしやと思ったのだが、違ったようだ。金堂に入る前に使ったことは覚えているので、金堂に入るところから根本大塔を出るまでの間に失くしている。結局、金堂前の丸木の椅子の上に置いてあった。私が置き忘れたのか、誰かが拾ってくれたのか…、いずれにしてもよかった。このスマホには今回の旅の写真が大量に入っているのだ。
金剛峯寺
蛇腹道を通って金剛峯寺へ。
金剛峯寺は台所が面白かった。ふすまが木でできている。土産物売り場のこうや君グッズに魅かれる。ここでは我慢した。
高野町を歩く
疲れたので「みろく石本舗かさ國」という店で葛餅を食べる。外国人の男女二人が和菓子を、お茶も飲まずに食べていたので、あり得ないだろうと思い、無料のお茶を入れてやる。
奥の院に向かって高野町を歩く。そういえばこの辺の観光客は外国人だらけである。熊野はそうでもなかった。日本人観光客はわずか。そこらじゅうで外国語が飛び交う。家族連れも多い。外国人の若者がベンチで横になっていた。外国人はどこでもしゃがみ、どこでも寝転がる。
小学生の軟式野球の全国大会をやっているらしい。選手と監督らしき人の姿も目立つ。
町石を見つけたり、稲荷神社を見つけたり、ぶらぶら進む。
奥の院
一の橋を過ぎると古いお墓がたくさん並んでいる。ボランティアの人なのか、墓の手入れをしたり、お地蔵さんのよだれかけを取り替えたりしている人たちがいた。手入れされる墓と手入れされない墓があって不思議だった。もしかしたらボランティアではなくて自分たちにゆかりのあるお墓のみ世話しているのかもしれない。
御廟の橋を渡る。ガイドブックやネットの情報では、ここ以降、写真撮影禁止、私語禁止、身だしなみに注意と聞いていたから、ショートパンツはやめてきたのに、そうでもなかった。写真撮影をする人は見なかったが、私語はそうでもなかった。大体、重軽石のところでしゃべらないというのは無理がある。私も持ってみたが見かけよりずっと重い石だった。
奥の院に到着。お参りする。建物をぐるっと周って、団体がお経を唱えているところを通過する。後から私たちがお参りしたところは燈篭堂で、通り過ぎたところが「廟」だったと気づく。
中の橋駐車場に向かって歩いていくと、有名なヤクルトの供養塔やロケットの供養塔があった。
中の橋駐車場からバスに乗り、千手院橋まで一気に戻る。
バス内で見かけたお坊さんがスマホの2台持ちで驚く。高野はハイテクだ。
カツカレー、たま麩、胡麻豆腐、寳來飾紙
丸万というお店で昼食。妻も私もカツカレーを注文。それからごま豆腐とたま麩を二人でシェア。カツカレーもおいしいが、たま麩もおいしかった。店内で販売していたのでたま麩を購入する。
小堀南岳堂で妻は寳來飾紙を一枚購入。私も金剛峯寺で購入を迷ったこうや君のクリアファイルを購入する。春夏秋冬のバージョンがあったが、すべて購入した。
丹生都比売神社からRVパーク平城京朱雀門へ
高野山を後にする。奈良に向かう。途中、丹生都比売神社に寄る。ご神犬に会いたかったがどこにいるかわからなかった。
道の駅くしがきを経由し、yahooナビに従って車を走らせる。しかし予定していた道ではなく、yahooナビが提案するのは大阪経由の道。どこか渋滞しているらしい。その大阪で道に迷う。立体的な道はナビの案内ではわかりにくく、何度かナビのコースからはずれてしまう。迷ったせいで知らない道を走るのは楽しくもあるが、宿泊先への到着時刻が気になってしまう。宿泊先であるRVパーク平城京朱雀門ひろばの担当者に電話して遅れる旨を伝える。
16時半到着。朱雀門が美しい。そのすぐそばを地元民が通勤や散歩で行き来しているのが新鮮。観光地っぽくなく、生活に朱雀門が溶け込んでいる感じ。現代の平城京だ。
風呂に向かう。近くにある「ホテル亀の井奈良」の風呂は、RVパーク平城京の宿泊者なら日帰り入浴できる。ただし事前連絡が必要だ。
空いている。50代くらいの小学校の先生らしき人たちの会話を聞きながらのんびり露天風呂につかる。
帰りにファミリーマートでビールとファミマ版のバーベキュー味を購入。奈良の夜は暑いことが予想されたので、氷枕に入れる氷も忘れずに買った。
妻とライトアップされた朱雀門を眺めながら飲酒。気持ちがいい。ひっきりなしに散歩をする人が車で訪れるがうるさくはない。大半が犬連れだ。
今晩はこのRVパークは我が家の車のみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?