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鴨川讃美

今(2018年9月)また、鴨川に来ている。
キーケースを会社に置いてきてしまって、さらに彼女にカギを置いていってもらうのを忘れた。
だから、家に入れない。
それで今、仕事終わりの彼女によるお迎えを待っている。
 

昼間はエメラルドグリーンだったり、透明色であったりする川の水も、夜にはおしなべて黒色になる。
夜の闇色を反映している、あるいは闇色が溶け込んでいる。
一様に。
昼間はそうはいかないのに。
空の綺麗な青は、同じく綺麗な水には素直に溶け込めるけれども、濁り汚染された水には届かない。
 
黒色の力、闇色の力の強さを思い知らされる。
 
鴨川を眺めていると、何か書きたい、表現したい、しなきゃと焦る。
(シェイクスピアもかつて、目の前の男性の神秘的な美しさを、残酷な時の支配から守り抜くこうとして、ペンを手にした。)
 
いまふと思ったことは、
水の美しさはその都市全体の美しさのモノサシになる
かもしれないな、ということ。
 
京都の美しさと鴨川の美しさ
うん、これは納得できそうだ。
いまさら言うまでもなく。
 
 
東京の美しさと神田川の美しさ
納得。
神田川には、濁った風が吹く。
 
 
土浦(茨城県)の美しさと、霞ヶ浦の美しさ
納得。
霞ヶ浦を誇りに思い、憩いの時間を過ごす市民を、僕は知らない。
 
主観であるけれど、つまり
水資源の美的価値=その都市の美的価値
ということになる!
 
幸運にもいま京都に住めている僕は、この都市にもっともっと、育ててもらいたいと思ってる。
 
鴨川賛美

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