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「日常」の哲学~「陽明学」はAppleだと思う理由

☆はじめての方へ
このブログを見つけて下さり、どうもありがとうございます。
こちらは、早稲田大学で東洋哲学専修で「現代に生きる陽明学」を卒論テーマに選んだ紀々が、独自の視点で陽明学の魅力をお届けするブログです。(学術的・専門的な視点をお探しの方は、お役に立てずごめんなさい)

私が励まされた「陽明学」が、誰かの励ましの力となれたならとてもしあわせです。

私が陽明学を選んだ理由のひとつは「日常(ふだん)」に生かせるものだと感じたから。

もちろん、陽明学の一番の書『伝習録』は、他の書物と同じく漢文で、読むには難しいものでしたが、その内容はとってもシンプルで身近。

洋服でいうと「ジーンズ」。

現代にもカッコよく気軽に誰でも着こなせる。
そして、とっても丈夫!

そんなイメージでした。

日本に渡った陽明学が、時代の先端を行くリーダー層に好まれた理由も、ココにあるような気がします。(あくまでも勝手な解釈)

朱子学がMicrosftだとしたら、陽明学はApple。

iPhoneになってからネットの世界がグッと身近に手軽になった、そんな大変化があったのではと思うのです。

朱子学は、当時のエリート養成に欠かせないテキストになっていて、読書を重んじる座学。

陽明学はどうだったかというと……「日常こそが修練の場」と説き、行動することを大切にしたので「活学」と呼ばれています。

世の中を変えようという気概をもった人たちが「陽明学、カッケー!」と惚れ込んだのもわかる気がしませんか?
(あくまでも、あくまでも私の妄想的な予測です)

大切なことは「日常(ふだん)」の中にそろっている。

陽明学の視点は、コロナ禍で正解が見えない今「どこにヒントがあるのか」を教えてくれているような気がしてなりません。

「日常(ふだん)」と己とじっくり向き合うこと。
そこから転機の風穴があくような気がして、あらためて卒論を読み始めています。

あした、転機になぁれ!


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