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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活40

■大人達が大枚叩いて真面目に作るヒーロー活劇

幼少の頃からして特撮ヒーローは大好きでありテレビで流れれば見ていた。
仮面ライダーやウルトラマンは言わずもがな戦隊モノからのべつまくなし。
変身ベルト等のガジェット類を買っては貰えなかったので諦めてたけども、
子供の頃は大体が人質に取られた女子を助けるべくヒーローごっこしてて。

成長するにつれ見なくなっていくヒーロー物ですが嫌いになった訳で無し。
特撮物が長期間やらなかった時期もあったりして見なくなった気がしてて。
そんな中アメリカから本格的にお金をかけたであろう映画がやってきてて。
そうティム・バートン監督のバットマン、公開前後は結構な盛り上がりで。

みんな大真面目 ミシェル・ファイファー大好きです

結構な俳優陣がペイントキャラや覆面キャラに扮して大真面目に演技して。
ゴシックなのかポップなのかな色合いに悲しみ背負った人物描写も相まり、
大人がしっかり真面目にお金使えばヒーロー物も中々見応えある物になる。
そう思いながら映画館へ見に行くと大きな声で走り回る小さなお子様達が。

映画が始まっても叫び走り回るり大興奮なお子様達にちょいとウンザリし。
近所のレンタルビデオ屋行ったら海賊版のバットマン(字幕なし)があり、
自宅で判らない英語を聞きながら改めてバットマン満喫していた気がする。

その後のリターンズを超えて三作目以降は嫌いじゃないけどアレな感じで。

最初のバットマンから15年程を経て、リブートして公開されるとの情報が。
予告を見て何だかこれは凄い感じがする!と今更ながらに胸がときめく私。
私の好きな映画、インソムニアの監督であるクリストファー・ノーランが、
バットマンの映画を作ってしまった様でどうなることやらな多少の不安も。

ノーラン監督作品はインソムニアとインターステラーが大好物です

だがしかしそんな不安をモノともせずめちゃめちゃカッコいいバットマン。
2005年に公開したバットマン・ビギンズは物語の導入に位置するものだが、
出演している俳優陣の豪華さもあり、全くもって飽きさせない作りでした。

クリスチャン・ベールやマイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマンに、
リーアム・ニーソンやモーガン・フリーマンとルトガー・ハウアーまで。

超人ではない普通の人間が金持ちという特殊能力により巨悪に立ち向かう。
そこに無理が生じてるよね?と言わせない為にも影の同盟なる組織で修行。
そこを見せる事によってただの金持ちでは無いというリアリティを持たせ。

一作目から順に観て三作目終わったらまた繰り返す、、、を繰り返す映画です

その後のダークナイトでは待ってましたのジョーカーやトゥーフェイスが。
セットだけじゃない撮影や多少のファンタジーにリアリティを持たせたり、
やっぱりジョーカーは怖いヴィランなんだと思わせる作りに驚愕したりで。

大団円を迎えるトリロジー最後の三作目を見終わったらまた最初へループ。
これを繰り返しさせてくれたノーラン監督ダークナイト・トリロジー最高。
ヒーロー物の一大叙事詩を垣間見せてくれたかの如く私の好きな映画です。

こんなにカッコいいアルフレッドはそうそう居ないと思われ

そういえばゲイリー・オールドマンさんとマリオン・コティヤールさんは、
ボウイ様のミュージック・ビデオでも共演しててニンマリしてしまうので。

■A Dark Knight/Hans Zimmer

ハンス・ジマーさんが関わっている映画は多く何かしら必ず観聴きしてる。
調べるといっぱいこと映画の名前が出てきて誰かしら何かしら見てるはず。
そんな中でもこのダークナイトについては映画同様に聴く人の不安を煽る。
映画のシーンを思い出しスカッとする音楽では無く聴く人への不安を煽る。

ただのヒーロー物にあらずバットマンの悲しみや不安と悪しき者の恐怖を。
視覚から搔き立てられる感情と聴覚から搔き立てられる感情が押し寄せて。
サントラ一枚聴いてここまで情緒を不安定にさせる物ってあるのか?位に、
聴いてる自分の脳中グルグルさせるハンス・ジマーさんこれいかにな感じ。

同じノーラン監督作インターステラーでも色々な思いに押し潰されそうに。
映画同様、苛立ちや張り詰める緊張と緩和を音に落とし込んでいるような。
でもやっぱり心拍数が不安定になるかの如く聴いてる私の不安を煽る煽る。
映画音楽に緊張感を与えてくれたハンス・ジマーさんな訳でもありまして。

とはいえ、、、やっぱり映画音楽は気持ちよくでも心地よくでもありかと。 
ハンス・ジマーさんの有名どころはこの辺りになりますかバックドラフト。
映画はもちろん鉄人的なテレビ番組でもよく流れておりましたし色々聴く。

密室サスペンスバラエティ(失礼)なクリムゾン・タイドもカッコいいか。
とにもかくにも色々な角度で音楽を聴かせてくれるハンス・ジマーは最高。

■映画音楽でもあり実験的なアンビエント音楽でもあり

みなさんも何かの映画で絶対聴いた事がある!はず。。。

前回のブライアン・イーノさん辺りからアンビエントなインスト物聴いて。
歌物メインな私の音楽視聴にインスト物がドドーッと押し寄せて来るわで。
だからこそハンス・ジマーさんの不協和音なサントラ集も聴けている訳で。

ブレードランナー2049を仕事終わりのレイトショーで観て徒歩で帰宅の道、
所々で流れた音楽やエンドロールの音楽が頭から離れず心拍数上がる道程。
乱暴な電子音や不安定な金属音、時として流れてくるピアノの優しい旋律。
思い出すだけでちょいと夜道が怖くなっちゃう様な不安定な感情での道程。

自宅に到着して普段飲まないビールを飲んで布団に入った安心感は忘れず。
そんな思いに勝手に駆られてしまうハンス・ジマーさんの音楽は結構好き。

砂の惑星だったりスーパーマンだったりでも同様に不安定さは続く続く。
でも本当は映画に必要だった描き切れない人の感情を耳から取得させて。
文字だったり言葉だったりで伝えきれない情報を音として提供してる様。
そこが合致する事で膨大な情報量を脳中に収められる様な気がしてます。

まぁそんなに容量空いてないんですけど私の頭。。。
まぁ新しい側面を聴かせてくれたハンス・ジマーは、
ライブも盛り上がっておりますので最後にどうぞー。

パイレーツ・オブ・カボリアン、カブリアン、カリビアン。。。


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