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お客様からいただいた嬉しいお便り

本を出版されるとのことをメールで知り、お礼をお伝えしたくご連絡差し上げます。


ここ数年、低糖質のホールケーキを購入しています。


70歳近い父がおり、彼は糖尿病にもかかわらず食べることが大好きで、特に甘いものに目がありません。


わたしには子どもがおり、父にとって孫と誕生日やクリスマスを祝うことが楽しみなのですが、そういったイベントの時に食べるケーキは必ずカットしたケーキではなくホールケーキと決まっています。


父は幼少期貧しかったようで、年に1回家族みんなで食べるバターケーキがおいしかったことをよく話してくれました。 また高校時代、野球をするために実家を離れ下宿生活する中、帰りたくても帰れないクリスマスの日、ランニングをしながら「家族ができたら絶対にクリスマスにはみんな揃ってケーキを食べる」と誓ったそうです。


わたしが子どものときは、誕生日やクリスマスは必ずホールケーキを買ってきてくれました。


しかし、きょうだいで好みが変わってきて、ある年にチョコやモンブランなど、みんなそれぞれ好きなカットケーキを選んで買ってきました。

それを見た父が激怒したこと、今でも覚えています。

みんなで同じケーキを食べるんだ、と。


せっかくの好きなケーキ、全然おいしくありませんでした。


いまも、わたしはそれが忘れられず、家族が集まるときはホールケーキを用意するようにしています。


しかし糖尿病の父には正直食べさせたくない…と思っているところに、こちらのケーキの存在を知りました。


正直申し上げて、おいしいのかどきどきしながら購入してみたところ、大変驚きました。 おいしい!むしろ堀田洋菓子店の方が好き!! それはわたしだけでなく、夫も子どもたちも同じでした。


もちろん、父も。


さらに驚いたのが、ホールケーキを小さくカットしたケーキなのに、甘ーい甘ーいケーキより抜群に満足感もあったようです。


今までのケーキだと、もう一口、もう一口食べたいと言っていたのに。


本当においしいものは少しでもちゃんと体が喜ぶのかもしれませんね。


堀田洋菓子店のケーキがなければ、みんなでホールケーキを食べるという父の願いを叶えることは難しかったと思います。


糖尿病の父に、わたしは残酷にも「お父さんは我慢して」と言っていたかもしれません。


わたしたち家族に、おいしいケーキを、幸せな時間をくださり、本当にありがとうございます。

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