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糖質制限を始めたのは誰?

こんにちは。株式会社アスクレイ代表取締役/医学博士の松田 俊哉です。

糖質制限を始めたのは誰?

世界で最初に糖質制限を実行した方をご存知ですか?
答えはアメリカのバーンスタイン博士です。

バーンスタイン博士は、12歳の時にⅠ型糖尿病にかかりましたが、当時の標準的な治療では状態が徐々に悪くなっていきました。糖尿病の合併症は悪化の一途を辿り、30代のころには、身体の内部の悪化がかなり進んでいました。
しかし、糖質を控えると血糖値が上昇しないことを自身で発見し、それ以降病状が改善していったそうです。

博士は糖質の制限が糖尿病を改善すると学会に報告しましたが、当時医師ではない博士の主張は全く相手にされませんでした。
そこで、博士は仕事を辞め、医師になることを決意します。
45歳で医学部に入学し、医師となってから糖質制限についての研究や指導を続けてこられました。

バーンスタイン・ダイエットとアトキンス・ダイエット

現在糖質制限は、制限の厳しさにより大きく分けられ、バーンスタイン先生が提唱する基準(バーンスタイン・ダイエット)と、アトキンス先生が提唱する基準(アトキンス・ダイエット)に分けられます。

バーンスタイン・ダイエット

世界で初めて糖質制限食を実行したバーンスタイン先生は、1日の糖質摂取量を130g以内に設定しています。
糖質摂取量の下限を設定していないため制限には幅をもたせています。
アメリカ糖尿病学会でも、糖質制限を1日130g以内と設定しています。

バーンスタイン・ダイエットの利点は、ストレスなくダイエットを続けられるという点です。
糖質の制限がそれほど厳しくないので調味料などの制限が少なく、おいしいものを食べながらダイエットができます。

アトキンス・ダイエット

アトキンス・ダイエットとよばれるアトキンス先生が唱える糖質制限は、食事の糖質量が少なければ少ないほど効果があるとしています。
特に導入期には厳しく糖質を制限し、1日20g以内に抑えます。その後、1日当たりの糖質量を60g以内で維持します。

アトキンス・ダイエットは制限が厳しいため効果も大きいのですが、食べられる食材が制限されその分ストレスを感じます。
また必要なビタミンが不足しがちになるため、専用のサプリメントを内服する必要があります。

バーンスタイン・ダイエットとアトキンス・ダイエットの違い

バーンスタイン・ダイエットとアトキンス・ダイエットの違いについてもう少し説明します。
それぞれのダイエットは体内でケトン体という物質が増えるかどうかという点も違ってきます。
バーンスタイン・ダイエットではケトン体が増えませんが、アトキンス・ダイエットではケトン体が増えてきます。

どちらがご自身にあっているか、体調とも相談しながら行ってくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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