週刊 金相場展望 2024年9月2日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週は米経済に対する見方がやや変化した。先週発表された米経済指標では消費の堅調さを示す内容が示され、長期金利とともにドルも上昇した。週末発表された7月のコア個人消費支出(PCE)デフレーターが緩やかなインフレ鈍化傾向が続いているものの、個人消費支出は増勢を強めた。結果、発表後にFRBの大幅利下げ観測が後退。10年債金利は3.9%台まで上昇した。とはいえ、金利だけを見れば、まだ修正高の領域にとどまっている。波動は8月5日水星逆行開始日に約1年ぶりの低水準3.66%を付け、逆行が終了した月末に向けN字波動を形成しているように見える。金利が4%を超えない限りは利回り低下傾向は続くと見られる。
【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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