見出し画像

MMA Cycles Report Jan.19 2024        メリマンサイクルズレポート

回顧と展望

ようこそ! 

今号は創刊42年目となる2024年最初のMMAサイクルズレポートである。
その冒頭では、今年の(そしてそれ以降の)見通しと、今年に向けた私自身の全体的なトレード及び投資戦略について述べたい。

これらの戦略は、2つの基本的な前提に基づいている。1つ目は、米国の政治情勢に基づく経済見通しである。この見通しでは、ホワイトハウスと連邦準備制度理事会(FRB)は、住宅市場が活気を取り戻すよう全力を尽くすと見ている。住宅ローン金利は、2021年半ばの約2.625%の低水準から、2023年には8%近くまで高騰している。その結果、金利3.5%以下で住宅を購入したり借り換えたりをした人たちは、売却して有利な住宅ローン金利を失う事を望んでいない。つまり「家の売り手」が不足している。同時に、新規住宅購入者も現在のような高金利で買ったり借りたりしたがらないため、「家の買い手」も不足している。つまり買い手も売り手も高金利に不満を持っているので、不動産市場は事実上麻痺状態にある。

住宅ローン金利が上昇時の50%程度まで下がるか、5.5%以下に戻れば、住宅販売活動の麻痺は解消すると思う。またインフレと金利が低下し、経済が改善しているというホワイトハウスの主張も支持されるだろう。(民主党が)再選に勝つためには、有権者に景気が良くなっている―と思わせなければならない。しかし、彼らが本当に伝えたい事は、ドナルド・トランプを打ち負かしたい―という事である。景気が良くなれば、この目標が達成され、経済成長と景気回復の「幻想」を伝える事が出来る。

続きはPDFファイルをご覧下さい。

*メリマン氏の執筆時は、現地時間1月15日(海外マーケット)、
1月16日(日経、ドル/円)です。

* 次回のMMAサイクルズレポートは2月9日の発行予定です  (遅延の場合はお知らせ致します)

☆相場の大きな変動によって重要変化日の★の数(重要度)も変化するの場合があります。
-----------------------------------------------------------------------------------*MMAサイクルズレポートは、メリマン氏独自の視点から分析し、情報提供を目的に作成されており、売買の推奨を行うものではありません。
*投資の最終判断は、御自身の責任で行なうようお願い申し上げます。
* 当方レポートを無断で複写、配布されることはご契約違反となります。ご契約違反行為が発覚いたしました場合は、法的な処置を取ることもありますのでご注意下さい。同時にレポートのご購読期間内であっても配信を打ち切らせて頂きます。何卒ご了承の上、宜しくお願い申し上げます。
* このレポートは将来の見通しの適確性、または収益性を保証するものではありません。トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。当レポートの筆者、発行人共に市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。銘柄を問わず、現物、先物、オプション取引は高リスクを伴うと考えられています。


ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 8,800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?