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週刊 金相場展望 2023年4月3日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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先週のNY金相場は前週比-14.8㌦安の1,969.0㌦で引けた。2,000㌦台が重しとなっているが、先週お伝えしたとおり、「……ただ、前週の106.30㌦高に比較して、伸びは小さく、2,000㌦の大台はこれまで3度テストされ、いずれも、その後1週間以内に叩き落とされている。今週、再度2,000㌦に乗せ、維持できれば、新たなステージへと金を押し上げよう。しかし週足引け値で維持できなければ、過去2回同様、大幅な調整を示唆する」。今週この可能性を示唆する動きが出ると下げに拍車がかかろう。

テクニカル的には週足スローストキャスティックスの反転下落である。先週はまだ上昇中だが、%KとDの幅が縮小し交差すると警戒だ。過去2回の2,000㌦到達時を見ると、いずれも前高値に対してオシレータ弱気ダイバージェンスを形成している。2020年こそはあまり差がないものの、22年3月の高値では明らかな差が出た。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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