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週刊 金相場展望 2024年7月16日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比23㌦高の2,420.7㌦で引け、5月20日に付けた史上最高値2,454.2㌦に接近。先週の冒頭でこう述べた「チャートに引かれたトライアングルの上値抵抗突破を確認し、強気が再開された」。
最低でも2,300㌦を割り込んで引けるまでは強気である。目先プルバックがあるとすれば2,400㌦割れから2,350㌦までであろう。それ以下は再度調整入りを示唆する。

先週はCPI発表やパウエルFRB議長の議会証言などイベント盛り沢山の週であったが、11日発表の6月の米CPIはインフレ率の鈍化を示す内容で、前月比でマイナス0.1%と予想外に下落。前月比でマイナスになるのは2020年5月以来約4年ぶりという。前年比では3.0%の上昇であったが、5月の3.3%から伸びが鈍化し、23年6月以来最小となった。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。

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