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小瀧くんの死神が良すぎて泣いた

小瀧くん主演のDEATH TAKES A HOLIDAYを観てきた備忘録!余韻ひたひた中。

ミュージカル初観劇、舞台自体も数年前に磯村勇斗くん目当てで見に行った以来2回目。
推しは新しい世界に連れて行ってくれるのです。

東急シアターオーブの中に入った瞬間の感動も良かった〜、こんな風になってるんだ!っていう。


※※以下、ネタバレを含みます※※
※※これから観劇の方は回れ右※※

事前に、映画「ジョーブラックをよろしく」も観てきたけど時代が映画版は全く違うので、同じような意味合いのシーンはあれど違ったものだった。
とはいえ死神の無邪気さ、少年っぽい愛らしさはブラピに感じたように小瀧くんにも感じたり、「死神だ」と死期が近い?人には自然とバレてたり、みたいな共通項もあり。

1幕はディズニーランドみたいなワクワクドキドキが多くて「きゃー」と心の中でニコニコしてたのに対し、2幕はたくさん泣いてしまった。

  • 1幕「死神が愛を知る、人間界を楽しむ」

  • 2幕「愛ゆえの苦しみや辛さを知る」

だと個人的には感じたのだけど、印象的なシーンをさらっていきます。

まず、小瀧くんの登場シーン。
死神の衣装を身に纏っているので声でしか判断できないんだけど、普段聴いている小瀧くんの声と違いすぎて、「これ、小瀧くん…?だよね…?」となるくらい分からなかった。

サーキ王子として登場のシーンは、それはそれは輝いていて美しくて、圧倒的な「「「主人公」」」感。
初めて人間界を楽しむ死神の、少年のような無邪気さが小瀧くんの愛嬌とかわいさにピッタリで、可愛い〜!と心の中で涙を流しました。

登場の衣装可愛すぎない?フィギュアにして飾りたいよ。

タップダンスも印象的!!!!
タップダンスのシーンのParisのロゴが後ろにありながらのセットで、たくさんのダンサーさんたちと踊るキラキラ小瀧くん一生心の記憶に閉じ込めたい。華麗なステップのダンサーさんたちも超素敵でした。
そしてここで唐突なキスシーン。予想だにしないタイミングで、ちょっと見逃した(なんでだよ)

『人間界ってよく分からないけど楽しい!』と思ってそうな死神が愛らしいんだよね。

1幕はこんな感じの楽しいシーンが多かったけど、エリック(東啓介さん)の歌唱シーンはロベルトへの強い想いと気持ちが込められていて、
どれだけ大事な友達だったのか。そして戦争がそれを奪ってしまったことへの怒り。のような感情に圧倒された。

そして東さん、身長が小瀧くんより高くて体格もがっちりしてて、出てきた時の圧、声の圧も、本当に凄かった!!
素敵な俳優さんを見つけてしまった。(小瀧くんとは去年のミュージカルでも共演されているらしい)

1幕はグラツィアへの愛に気付いて洞窟でキス、という素敵なシーンで閉じる。
(のだけど、家族からすると急に来たサーキ王子と大事な娘が!?とざわついている場面から2幕はスタートする)

2幕は心がキュッとなるシーンが多くて。
ロベルトへの母の愛。グラツィアへの父の愛。ダリオと急にちゃんと呼べるようになるエヴァンジェリーナ。(←ここ「うわーん泣泣」ってなった)

※エヴァンジェリーナは会った瞬間からおそらくサーキ王子が死神であると気付いているんだけど、映画でも病院で会うおばあさんがすぐ気付いていて、なんか良いなって。何が良いと感じているのかは私も分かりません。

色んな人の色んな愛が交錯する中で、死神はグラツィアを連れて行かないでほしいという切実な父の願いを受け止め、「本当の愛ってどうすることなんだろう」を考えた結果、自分ひとりで旅立つことだと。

このシーン、父から死神に怒りながら「娘の本当の幸せを願ってほしい!」と伝える場面は映画でも印象的で好きなところ。
利己的な死神が他者の気持ちを慮って意思を決める、という部分が好き。(映画だと死神と父に友情も芽生えていて、そこでも死神が人間らしい感情を覚えたんだなぁ、と。)

たくさんの人が殺し合う第一次世界大戦のあとだからこそ、人間の愚かさを感じていた死神だからこそ、それぞれの人間の愛のかたちが新鮮だったんじゃないかなぁ。

そのあとで、小瀧くんのソロ歌唱のシーンが2回あったんだけど、そこが美しくて。何より歌声に感動して。小瀧くんの歌声って綺麗だけどあまり感情を感じることが今までなかったんだけど、エモーショナルな歌唱で泣いた。
※けど歌詞でどんなこと言ってた?を全然思い出せない泣泣(なぜ。)

14列目からオペラグラス無しで観劇してたから確証はないけど、最後のこの2つのソロの歌唱シーンは小瀧くんの目がキラキラってしてて、涙目のように見えたのもまた良かった。

そのあとで、の結末に「エーーー!!!!」となってしまったんだけど、グラツィアはサーキ王子が死神と分かってもなお、ついていくことを決めて死神も結局連れて行ってしまって。
2人の愛の世界に行ってしまうというのが良いことなのか悲しいことなのか分からなくなって、ちょっとモヤッとしてしまった。

↑だってロベルトを失ってまだ気を病んでるお母様は…救われないよ…お父様も止められなかった自分を責めてしまうよ…

けど舞台の演出はとてもロマンチックで超超超素敵でした。

そして、カーテンコール。

キャスト皆さんが出てきて、最後に小瀧くんなわけなんだけど。口をキュッとして、普段ライブで見る小瀧くんとは全然違う表情で。
座長として務めあげている小瀧くんがとてつもなく尊い存在だと感じて、泣きました。さすがに泣いた。
あとね衣装が本当に素敵だったのよ、黒のキラキラの燕尾服みたいなマントみたいな…(世界一似合うよ)

緞帳が下がる中で最後お手振りを手を下にして「バイバイ」ってする小瀧くんも表情とは裏腹に可愛くて尊さを感じました。

そんな素敵な作品でした。
演出の生田さんは宝塚歌劇団で、宝塚の公演もとても好評だったという前評判を見ていたのでドキドキワクワクでしたが、こんな素敵な作品に出会わせてくれた唯一無二の推しの小瀧くんにでっかい愛と感謝を伝えたいなと思った1日。

グラツィアはWキャストで、今日は山下リオさんだったんだけど、宝塚出身の美園さくらさんでも見てみたいー!!!

心がこんなに揺さぶられると思わず、昔作っていたノートに急いで書き止めている。
家に着いて、『ジョーブラックをよろしく』をBGMに今日の小瀧くんを思い出してます。

映画はまた違うハッピーエンドで素敵です。

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