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複利で運用できる株の選び方

こんにちは。
今回は、複利で運用できる株の選び方について書きます。
「複利で運用する方法」という記事の中で、「株式投資が一番お手軽で始めやすい」と書きましたが、具体的にどこの数字を見たらいいのかを書きたいと思います。

複利で運用できる株の選び方

株式投資では、様々な用語・指標があります。
株式投資をやる上で、用語を理解しておくと、成功できる確率が上がります。
是非以下の用語とその意味は理解しておいてほしいです。

複利で運用できる株は、「1株当たりの当期純利益(EPS)」が一定の割合で増加している企業の株です。
「1株当たりの当期純利益(EPS)」の増えている割合が、「EPS成長率」ですが、この「EPS成長率」が重要です。

・EPS:
Earnings Per Shareの略。
1株当たり利益で、計算式は「当期純利益÷発行済み株式数」。
一株に対して最終的な当期利益(当期純利益)がいくらあるかを表す。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/e/eps.html

・PER:
「Price Earnings Ratio」の略。
株価収益率で、計算式は、「株価÷一株当たり利益(EPS)」もしくは、「時価総額÷純利益」。
一般的には、市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較で割高・割安を判断する場合が多い。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/p/per.html

・BPS:
「Price Book-Value Ratio」の略。
1株当たり純資産で、計算式は「純資産÷発行済み株式数」。
企業の安定性を見る指標。
BPSが高ければ高いほど、その企業の安定性は高いことになる。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/b/bps.html

・PBR:
「Price Book-Value Ratio」の略。
株価純資産倍率。計算式は「株価÷一株当たり純資産(BPS)」。
市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値である純資産(株主資本)の何倍であるかを表す指標。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/p/pbr.html

・ROE:
「Return On Equity」の略。
自己資本利益率。計算式は以下。
「ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」
「ROE(%)=EPS(一株当たり利益)÷ BPS(一株当たり純資産)× 100」
投資家が投下した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているかを表す重要な財務指標。ROEの数値が高いほど経営効率が良いと言える。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/r/roe.html

予想利回り≒EPS成長率

複利の式を改めて出しますが、株式投資の利回りは、株価の上昇割合でもあります。
株価はなぜ上がるのでしょうか?
それは企業の利益が増えているからです。
もちろん人気が出て上がるケースもありますが、人気も今後成長が見込まれるという期待から上がります。
なので、どれだけ売上・利益が伸びるかに注目することはとても大切です。

つまり、
「株式投資の予想利回り(r)≒1株当たりの当期純利益(EPS)の成長率」
と言えます。

ROEとEPS成長率

経営効率を測る指標としてROEという指標があります。
「ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」
「ROE(%)=EPS(一株当たり利益)÷ BPS(一株当たり純資産)× 100」
という式で表され、自己資本に対してどれだけ利益を上げられたかを示します。

株価に対してどれだけ効率よく利益を生み出せたか?という風にも考えられます。
利回りも、投資元本に対してどれだけ効率よく利益が得られたか?なのでROEと投資利回りはほぼ同じ意味です。

なので実は「予想利回り(r) ≒EPS成長率 ≒ROE」なのです。

複利で運用できる株というのは、
1.EPS成長率がある(もちろん成長率は高い方がいい)
2.ROEが高い(もちろんROEは高い方がいい)
の2つの指標に表れます。

EPSが成長している&ROEも5~10%前後くらいであれば、複利で運用できる株と言えるでしょう。

高い利回りで運用できる株

1.EPS成長率がある(もちろん成長率は高い方がいい)
2.ROEが高い(もちろんROEは高い方がいい)
この2点を満足している企業は、多くはありません。

さらに何年も継続している企業は、さらに少ないです。
是非、証券会社口座を開いて探してみてください。

1・2どちらを満たしている企業は、すでに人気が出ていて株価も高かったりもしますし、聞いたこともない会社だったりもします。

高い利回りで運用できる株は、あるけど買う勇気が必要なものだったり、すでに人気が出ているものだったりします。
聞いたこともない会社に投資する勇気はありますか?
そんな勇気、普通はなかなかないですよね?
でも、投資で成功する人たちは、めちゃくちゃ調べて、人気が出る前に買っています。

人の行く裏に道あり花の山

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hi/hitonoikuura.html

投資にいろいろ格言があるので、覚えていて損はありません。

まとめ

複利で運用できる株
1.EPS成長率がある(もちろん成長率は高い方がいい)
2.ROEが高い(もちろんROEは高い方がいい)


EPSが成長している&ROEも5~10%前後くらいであれば、複利で運用できる株と言える。

「予想利回り(r) ≒EPS成長率 ≒ROE」

なので、EPS成長率とROEを見て、買う株を選ぶ。

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