ベンジャミンレポート004「児童養護施設とクリスマスプレゼント」

私と児童養護施設の関わりは今から2年前の2018年です。娘の育児に疲れ果てた妻が育児ノイローゼになってしまい家庭が崩壊しました。市役所で様々な相談をしましたが、どうにもならず私は娘を連れて家を飛び出し、生活を立て直す為に1週間だけ娘を児童養護施設に預かって頂きました。
娘を迎えに行った日、玄関で待っていると電話の受話器を握りしめながら「お母さん今日も出なかった。」といってしょんぼりしている男の子がいました。後で聞いた話ですが、親からの暴力を受け隔離生活をしている子で週に1回だけお母さんへの電話が許されている子でした。
辛い生い立ちの子供が沢山いるんだなということに気付き、自分は呑気に生きてこれて幸せだったなと感じました。世話になったお礼も兼ねて施設に寄付を申し出たところクリスマスも近いので、子供たちの喜ぶお菓子をプレゼントしてくれないか？と提案を受けて快諾し50人分お贈りさせて頂きました。

私も妻も色々な人の助けを受けて生活を立て直し、今はすっかり普通の生活に戻りました。この季節になると自分への戒めとあの時の男の子を思い出しながら毎年プレゼントを贈ります。大人は悪い人ばかりじゃないのかもしれないと思ってくれると嬉しいですね。

筆者紹介

　投資のベンジャミン(@toushi_benjamin)という名前でTwitterをやってます。16歳の時に投資に興味を持ち、18歳の頃に売買を始めてもう15年位になる兼業投資家です。天才だと思う人の会社に投資してそこそこ上手く生き延びています。