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読書の日々「777-トリプルセブン-」

こんばんは、藤里です。

6月もあっという間に終わりですね。…的なことを最近毎月言っている気がします(;^_^A
そして上期が終わってしまうと、今度は「今年ももう終わりですね」っていう話題へのカウントダウンが始まります。

今回ご報告するのは、伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ最新作です。


2年前にブラッドピット主演で映画化された『ブレット・トレイン』をご存知の方はいらっしゃいますか?


『777』はその『ブレット・トレイン』の原作になっている『マリアビートル』の数年後を描いた物語です。

世界一不運な殺し屋とうたわれる七尾(通称・天道虫)君、再び。

『マリアビートル』では、舞台となる東北新幹線の中、次々と登場し、次々と死体となっていく殺し屋たち。

七尾君は、その死体製造新幹線の生き残りです。


そんな彼が今作で任されたお仕事は、高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという、簡単かつ安全なお仕事・・・のはずだったのに?


『マリアビートル』の記憶が蘇りますね。

東京駅から東北新幹線に乗り車内に置いてある荷物を持って次の上野で降りるという、簡単かつ安全なお仕事・・・のはずだったのに、大量の死体を運ぶ新幹線が出来上がった悪夢、再来です。


お届け先を間違えるという痛恨のミスで1つの死体が出来上がります。


そう、つまり今度は舞台を東北新幹線から高級ホテルに移して、出来上がる殺し屋たちの死体の山(;^_^A


新幹線のように密室なわけでもないのに、ホテルから出られない不運体質の七尾君。七尾君の行く手を阻むのは6人組のスイスイ人の殺し屋たち。
(スイスイ人の意味はぜひ本の中で探して下さい)


そして、スイスイ人と七尾君を引き合わせた、殺し屋から逃走中の紙野という女性。彼女をそそのかして七尾君を巻き込むきっかけを作り上げた、逃がし屋のココさん。ココさんが雇ったボディガードの高良と奏田。


出来上がった死体をせっせとシーツにくるんで運び出す、マクラとモウフという2人組。


そもそも、紙野を追い詰めて、ホテルに殺し屋を招き入れた紙野の雇い主の乾。


さらには七尾君に仕事を斡旋している真莉亜さまも、思わぬところで命を狙われていて…。


気が付くときれいに丸い輪になるように、物事が1つにつながっていきます。


今回生き残る殺し屋は一体だれなのか?

1回じゃ物足りない。もっと読込みたい!
そんな気持ちになったところで読了です。


今回の画像は木花薫様にお借りしました。


今回も最後まで読んで下さりありがとうございます。
また来週お会い出来たら嬉しいです。



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