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道の駅内・お土産店併設の飲食店

道の駅内や観光地のお土産店に併設された飲食店があることがあります。そば屋やラーメン屋であったり、オリジナルとしてそこで開発された商品を提供しているお店もあります。普通の飲食店で「ただお腹がすいたから食べる」でもいいのですが、観光や旅行として立ち寄った者にとっては、折角なら「現地ならではの料理を食べたい」と思います。旅行とは、「自宅を出てから自宅へ戻るまでが旅行」なのですから、立ち寄った店舗等は全て旅行の一部と言えます。
その地域を十分感じられる、ありそうで意外とない飲食店のアイデアです。

①お土産品を活用したカフェ・レストラン

お土産品を使用した飲食店(カフェ・レストラン)はありそうで意外とないコンテンツであり、お土産品からほぼすべてのメニューを提供するのです。お腹がすけば食べ物を、のどが渇いたからジュースを、というように、お土産では買わなくても、その場の欲求で口にしてもらえる可能性があります。しかも旅行客は、できるなら現地の食材や料理を食べたいものです。
お土産店ではレストランで提供できる商品がいろいろ揃っており、現地で採れたお米、製麺した麺、レトルトカレー、漬物、インスタントスープ等。それらを調理して提供するのです。テーブルにはふりかけ、調味料を置くのもいいでしょう。場合によってはメニュー内容からレシピまでの全てをお土産品だけで賄うことも可能です。
カフェにおいては、現地のコーヒー豆やジュース等。例え現地のそれらがなく、どこにでも売っているコーヒーやジュースの提供であったとしても、お土産品であるお菓子を添えることができます。
ある意味お金を払って試食してもらえる=PRにもなり、それを気に入ってもらえれば、お土産にして帰ろうと思ってもらえるかもしれません。もともと売られているものなので、提供する為に特別在庫をかかえるということもありませんし、商品期限が迫っている順に提供していけばいいので、お土産店では比較的新しい商品が並ぶことになります。お土産製造者にとっても新たな供給先が増え、消費されればそれだけ利益になりますから地域振興にもなります。
お客さん側としても、お土産店で気になる飲食品があっても、試食がある商品ならともかく、試食できない商品に関してはどんな味なのかわかりようがありません。それらがレストランやカフェで提供しているのなら、その興味から食べてみようと思ってもらえます。

②タブレット端末の利用

メニュー表にも一工夫欲しいところです。近年タブレット等でオーダーできるシステムが増えており、いろいろなことが可能になっています。紙媒体と違って、メニューを変えるのにも費用はかかりませんし、何よりエコです。オーダーによる労力もいりませんし、セルフ形式にすれば、配膳による労力も必要ありません。ここまでは導入している店舗も多いはずです。
①のアイデアを引き続き考えるならば、一つのメニューがどの商品で構成されているかのページを作ればお土産品おPRにもなり、なおかつその場で直接お土産を販売することも可能です。カフェやレストランがお土産売り場にもなるのです。
タブレット等を使用する利点はまだあります。観光(地)として結び付けていくのなら、近隣観光地の紹介ができます。料理ができるまでの待ち時間で見てもらうことができ、観光パンフレットの役割も果たし、観光を盛り上げることにもつながり、メニュー表以上の役割を果たしてくれます。
これらは道の駅内・お土産売場併設の飲食店のスタンダードになっていくべきアイデアです。

③最後に

道の駅内や観光地のお土産店に併設された飲食店が合理的かつ、お客さんの気持ちを叶えることができ、話題にもなります。このアイデアは、お土産品を扱っているからこそできるアイデアです。お土産店と飲食店という組み合わせにより、お土産販売強化が図れます。
オリジナルメニューはそれだけで魅力的です。しかし一からの開発は非常に大変ですし、提供するモノが一から開発したものでなければならないということもありません。すでに出来上がっているモノをそのまま、もしくは組み合わせて提供、すでに出来上がっているレトルト製品等にプラスの発想で新メニューを作っていく等自由なのです。
他にこのアイデア内容を実施しているところがないのであれば、これ自体オリジナリティがあり、地域が違えばその内容や味が被る心配もありません。

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