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夏休み明け〜秋

夏休み明け、熱が出て3日間学校を休む。熱も下がり朝起こすが、布団から出てこない。宿題が全部終わってないのが気になると言い、「もうしばらく休みたい」と言った。気持ちがモヤモヤしたが、夫に本人に期限を決めさせて、休ませてはどうか?と言われ、「1週間休む」と言われ、休ませることにする。

休みの間は、今までの休んだ日と同様、switchは禁止、私が仕事から帰宅するまでの間は取り上げ、ドリルをさせた。長男はそれを守っていた。ただ、時間を持て余しているからか、ガムテープをちぎり、それを小さく折りたたむということをするようになった。本人の中で葛藤もあるのか、抜毛癖も酷くなっていく。

この1週間の間、担任から毎日状況確認の電話が来て、私もしんどかった。

1週間が経過し、「学校に行けそう?」と確認すると「まだ行けそうにない」と言われる。「いつまで?」と聞いたが「分からない、あと1ヶ月ぐらいかかるかも」と返答される。

学校に行かない理由も聞くが「分からない」と答えた。理由なんて、真っ只中にいる時には言えない。だからそれ以上は聞かなかった。

もう学校に戻るのは難しいのかな?今まで週に1・2回休んでもそれでいいと思っていた。完全不登校になり、この先どうなるのだろう?あと少しで中学生になるのに…と不安が大きくなる。

X・ポッドキャスト・YouTube・Kindleで不登校の情報を調べ始める。

相変わらずガムテープをちぎることをするので、100均でシリーズ物のブロックを少しずつ買い、組み立てたり、ルービックキューブを買って揃えるようにした。

ダイソー・消防車のシリーズ
全部繋げるとこんな感じです

6年では、私の方はSCと相談してなかったが、学校に行かない日が続き、予約を依頼すると、2ヶ月後まで予約が埋まっていると伝えられる。"この状況をすぐにどうにかしたいのに…”と気持ちは焦る。
教育支援センターに連絡する。2週間後に相談可能と言われ、相談の予約をした。長男もできれば一緒に来てほしいと言われ、そのことを伝えるとあっさりと「行ってもいいよ」と了承し、一緒に相談を受ける。

支援センターでは、最初に不登校になった理由をストレートに聞いてきた。‟せっかくここに連れてきたのに、それを聞くと本人は嫌がって外出も出来なくなってしまう(>_<)”と内心思った。
長男は「夏休みの宿題が終わってなくて気まずかったのと、人の目が気になります」とさらっと答えていた。
帰りに嫌じゃなかったか?聞くと「少し嫌だったけど、話してみて人が苦手ということに気づいた」と冷静に自己分析してた。

長男の学校への苦手感は何なのか?今後の相談のためにも、学校のクレームを聞く。「宿題が多い、教室がうるさい、運動会や音楽発表会が嫌い」と言った。長男は今まで運動会など嫌がらずに取り組んでたように見えていた。寝耳に水だった。

空手は、「組手は突きや蹴りが当たると痛いし、行きたくねぇ」と言いながらも送迎をすると通っていた。

習い事以外でも外に出れるようにした方がいいということで、夫が帰宅後、夕食前に長男とウォーキングをするようになる。最初は嫌がってたが、日暮れ後だからか、習慣になった。夫は「歩きながらアニメやゲーム、気持ちを話すこともある」と言ってた。

ウォーキングを始めて1ヶ月位した頃、長男から「学校に行こうと思ってる」と言われる。

“行けるかもしれないし、行けないかもしれない”
期待と不安で気持ちが揺さぶられる。

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