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テスラ株大幅上昇。テスラの現状と今後のポイントをもう一度整理します

今日は、テスラ株が非常にいいところまで上昇したので、今後どうなるのか気になる一人として、テスラの現状と今後のポイントをまとめてみようと思います。

まず、昨晩までのチャートです。

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チャネルの上限という教科書通りの非常にいいところまで来ましたが、ここで調整ではなくて、普通は突破します。

12/21の組み入れまでがゲームですので、数日間の調整を経て上に行くと思われます。

はい。株とは所詮ゲームです。

🟨今はS&P500組み入れの需給を狙ったゲーム

今、テスラ株が上昇しているのはなぜなのかですが、将来を期待した買いというよりは、S&P500に組み入れられる需給を狙った買いで上昇していると考えた方が妥当です。

問題はそこで終わるのかどうかです。
そこからはおそらく実体部分にシフトすると思います。

実際の利益はというと、本当に微々たるものですが、成長率が今の株価を支えています。その成長力のエンジンは排出権による利益です。つまりEVを売った分、ほかの自動車会社が普通の車を売った分、排出権が転がり込んでくるという構造です。

しかし、各社EVを出してきますので、この辺の収益構造は遅かれ早かれ崩れてきます。なので、コアな収益モデルが必要になってきます。

もし、この部分で遅れて業績に変化が出ると、株価は大きく売られる可能性があります。とはいえ、コアな投資家も多いので、下がったら買われるので、投資対象として非常に魅力的です。

🟨コアな収益モデルは何か?

コアな収益モデルとは、おそらく以下の2点です。

✅バッテリー技術
✅自動運転技術(ECU)

言うまでもありませんが、充電設備などどうでもいいレベルです。これはすでにコモディティ化していますし、EV自体も近い将来そうなります。

コモディティ化しない部分がどこか?

これがコアになります。それが上に挙げた2点になります。

🟨バッテリー戦略:テスラと中国の違い

バッテリーの覇権とは何なのかですが、アプローチの仕方の差があります。

テスラは自社ですべてを生産することにこだわっていますが、それが成功するかどうかはともかく、巨大な生産設備を必要とします。

コスパが悪いです。

NVIDIAが急速な成長を遂げたのは、半導体の設計に特化したからですので、テスラの垂直統合方式が成功できるかどうかは、今は未知数です。

一方、中国はこのEV戦略でバッテリー覇権を狙っています。これは半導体でも進められています。

中国の戦略は、レイヤーマスターとバッテリーの設計と生産と、部分に分けて行われているように思います。あれだけ大きな国ですから可能だと思います。

どういうことかというと、いくつかの部分に分けて、その部分部分で覇権を狙うというやり方ですので、保険を掛けたやり方だと思います。

バッテリーの覇権がどういう形になるのかは、まだわかりませんが、レイヤーマスターは一つの形と思います。あとは、NVIDIAのように設計に特化して、生産を委託するやり方も一つの形と思います。

もし、中国がこのすべてにおいて勝者になれたとしたら、バッテリーは中国から買う以外、選択肢はなくなります。可能性は低いですが。

イーロン・マスクは社内の意見とは違って、すべてを自社生産にこだわっているようです。バッテリーも半導体もです。これが吉と出れば、テスラは一強になれますが、かなり危ない橋を渡っているように思います。

垂直統合型が成功するのかどうか

もっと大きくいってしまえば、これがカギとなります。
将来の話なので、今後の展開を見る以外に手はありません。

🟨テスラ天下のカギは自動運転技術つまりECU

自動運転技術とは、結局のところ、人間の手を離れて車が自動で制御することです。今も搭載されているECUが、その制御を担うことになります。

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🟥EVの心臓はECU🟥
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ECUとは結局、半導体の設計とデータ処理ということになります。データを高速に処理しなければいけないので発熱処理も必要です。

細かい話になりますが、この発熱を抑えた半導体を作っているのが、確かARMです。こういうのは次々出ますので、注目分野です。

テスラがこういう半導体の設計までも手掛けているようなんですが、それは天下を取りたいからにほかなりません。

✅バッテリーも自社生産
半導体も自社生産

できるかどうかはともかく、EVの動力と心臓なので、握りたいのは当然です。少なくとも設計は外さないはずです。

ちなみに、自動運転技術でテスラは圧倒しています。自動運転できる車自体が少ない中で自動運転が可能なのが、すごい点です。

もうだいぶ前から、テスラの自動運転での走行データは圧倒的ですので、この走行データとECU技術(自動運転も込み)において圧倒すれば、EVは間違いなくテスラの天下になります。

なので、引き続き注目です。
もちろん中国の動向もです。

🟨今回のまとめ

今回はテスラの時価総額が6000億ドルに到達したこととチャートが非常にいいところに来たことで書きました。

✅バッテリー技術
✅自動運転技術(ECU)

この2点がカギです。

何より収益減が排出権から移行しないと、株価は大きな反動安に見舞われることになります。ですが、大人気株ですので、大きく下げたら買って大丈夫だと思います。自分でも狙います。

ということで、皆さんが大儲けできますように。
ではまた。

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