2050年までに市場規模1200兆円になると予想される緑の水素とは？

おはようございます。
昨日の株式市場は非常に好調でした。

S&P500：3351.60　+53.14　+1.61%
Nasdaq100：11364.45　+213.32　+1.91％

なので、特にこれといったことを書くことはないんですが、高値まで意外と遠いので、少し調整をしながら上がって高値を更新すると思います。

その一方で、今にわかに熱くなってきているのがクリーンエネルギー市場です。特に今注目されているのが水素燃料です。

バッテリーの次は水素と忙しいですが、一択にはなりえないので、水素の可能性が高まっていると思われます。

事実、水素燃料事業やフォークでの実績もあるプラグ・パワーの昨日の終値は以下の通りです。

PLUG：$13.20　+1.55　+13.30%

2024年までに売上1200億ドル、営業利益2億ドルができるとＣＥＯのアンドリュー・マーシュ氏がカンファレンスコールで語りました。この目標は前回より引き上げられている点が重要だとみています。加えて、アナリストの目標株価が引き上げられていることもあって株価が上がったと思われます。

プラグ・パワーという会社が一体何をやっている会社なのかをザックリ説明すると以下の通りになります。

１．水素燃料電池作ってます
２．水素燃料作ってます
３．水素燃料で稼働するフォークリフトを大手企業の倉庫に多数納めていて、その市場を優位に立っています

ザックリいうとこんな感じでいいと思います。

ですが、投資家としては、今後の予想というか、株価が上がっていきそうなのかどうか、ここに最も関心があると思いますので、興味がそそられるような内容を書こうと思います。

まず会社の実績から
今のところ赤字の会社ですが、売上高が順調に伸びています。

2016年：85.928Ｍ
2017年：132.929Ｍ（前年比+54.67%）
2018年：174.632Ｍ（前年比+31.37％）
2019年：230.239Ｍ（前年比+31.84％）
2020年Ｑ2ttm：260.008Ｍ

ザックリ30%成長しています。
ですが、残念なお知らせがあります。この調子で30%成長をしたとしても、約束の2024年には854Mにしかならず1.2Bになりません。当然、投資家は本当にできるのかどうか疑問に思うわけです。

ところが一昨日、ブルック・フィールドという会社と業務提携が発表され、プラグパワーが生産している水素燃料を完全再生可能エネルギーで生産できる工場を作るというものです。

つまりこれが「Green Hydrogen」（緑の水素）というものです。

冒頭で書いていますが、ゴールドマンサックスはこの市場規模が2050年までに1200兆円規模になると予想していて、もしその通りなるとしたら、関連企業の株はとてつもない成長をするはずです。

実は、以前にも、「どこでもバッテリー」という記事を書きまして、いたるところにバッテリーが必要となることから、バッテリーの市場規模が拡大すると予想されたものです。

これらに共通するものは、クリーンエネルギー、グリーンエネルギーの市場上規模は10年で数十倍に大化けする可能性があるわけです。

EUでは持続可能社会を目指すということで、二酸化炭素の排出量を50％削減すると目標に掲げて、グリーンボンドを発行しますし、中国も家事を完全に切っています。

2050年とはとてつもなく先に感じますけど、30年先ですね。。。きっと、いや間違いなくそうなります。

だからプラグ・パワーがぶっ飛ぶぞ！！　というお約束の話ではなく、その選択肢の一つということです。ですが、この先の世の中にベットできるとしたら今の株価は完全プレミアムなのは間違いないと思います。

言い過ぎかもしれませんが、iPhoneを発表したころのAppleの株価に相当するかも？　言い過ぎだと思いますが、そのくらいのプレミアムの可能性はあると思います。

PSRという点でプラグ・パワーの現在の株価を見るとttmで14.19倍かな？
テスラは14.87倍、ブルームエナジーは2.61倍、Vivint Solarは12.85倍、NextEra Energyは7.3倍。

ちなみにNextEra Energy社はこれらの中で唯一利益を出していてttmPERが39.25倍です。この会社は残念なことに水素の会社じゃなくて風力とソーラーの会社です。

なので、どの程度がPSRの基準になるのか正直よくわかりませんが、売上高が急成長するなら株価も急上昇することだけは間違いなさそうですし、水素が注目されるなら株価は急騰するのではないかと思います。

プラグパワー一択だと怖いという人も当然いますので、そういう人のためのETFというものもあります。それはまた次の機会に。

ということで、今回は1200兆円市場規模になる緑の水素の話でした。

みなさんが大儲けできますように！
ではまた。