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お金の教科書

今日はブックレビューです。

[アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書] アンドリュー・o・スミス著 

教科書ってその道の専門家が最先端の知見を書いているので、知見のアップデートができてない大人(私です)にはとても便利です。
基本的なことって、専門書ではすでにわかってる前提で書かれていたり、そもそもお金っていうテーマ全体の中での位置づけがよくわからなかったり。
全体像を把握するためにも、用語の基本的な意味を理解するためにも、便利でよくできた本です。

この本は

自分の資産状況のつかみ方
お金の専門家との付き合い方
キャリア設計のために人的資本を育てよう
インターン、メンター 、レファレンスの違い
雇用条件の交渉の進め方
職業別年収中央表
応用できる実用的なスキル(簿記やプログラミング)を磨こう
起業のために LLC (有限会社)を作ろう
決算書、事業計画書ので読み方
予算設計の基本とポイント
住宅ローンと償却の計算方法
金利と複利の仕組み
知的財産と商標、、、などなど

興味深いテーマが、ごくざっとだけど解説されてます。

でも、いちばん素敵なのは、「経済的に自立する第一歩は、お金の使い道を自分自身で決めること」と、はっきり書いていることです。お金を管理するためにはお金の使い道を、時間を管理するためには時間の使い道を、自分で決めて、その責任を取る必要があるって話。

勤め人だから、お客さんがいるから、子供がいるから、夫と共同だから、とお金も時間も自分の都合で決めたとは言えなかった私は、改めて「そうだよなあ、耳が痛いyo」と感じたんでした。

この本の前書きで橘玲さんが書いていますが、知っているからといってできているとは限りません。アメリカだって高校卒業してるけど破産しちゃった人はたくさんいます。だけど知っていて活用できていないのと、そもそも存在すら知らないのではだいぶん気分が違います。

例えば転職やキャリアアップのために人的な資本を育てよう、という基本戦略とか、金融詐欺の基本なんかは「これ、知っておきたかった〜!」と、読んでから自分の失敗を振り返って痛切に思った内容ですからね。事前に頭の隅にでもこの知識があれば、、、まあ、それでも結果が変わったとは限らないけどね笑笑

この本、なかなか内容が良く詰まってて読み込むには時間かかりそうです。またネタにしてちょいちょい記事を書くかもしれません。

本買うのが面倒な人は、楽しみにしていてね❤️ それではまた!


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