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【投機の流儀】オリンピック後の景気

【今週号の目次】
第1部 当面の市況
(1)今は、やがて来る大変動の前のレンジ相場だと想定すれば、今をどう生きるか
(2)「国を挙げて株価操作されている東京市場」と本稿は言う
景気先行指標の一つである工作機械受注、10ヶ月連続で前年割れ 
今週15日(木)は満月
(3)同じ現象を見て二者が反対の動きをするということは、長続きはしない
(4)逆張りの個人が動いている
(5)人民元の下落が世界中に飛び火した
(6)今後は再び下値を探る動きか
(7)「日経ヴェリタス」8月11日号について
(8)今は嵐の中の静けさか
(9)米中対立激化は外需株の大幅安となって表れた
第2部 中長期の見方
(1)米中対立は、10年以上は続く
(2)米中戦争よりも大きな危機はないのか?
(3)米中に迫る土地バブル化
(4)株価は景気の先行指標だ、しからば株価の先行指標は何か
(5)「炭鉱のカナリア」
(6)万年強気で一時人気を博した木野内栄治氏
(7)オリンピック後の景気
(8)中長期の見方;中国がTPPに参加したいという意向が中国国内で力を得てきたらしい
第3部 景気と株価の関係
第4部 アメリカの世紀は終わったか、に関する一考察
(1)アメリカ衰退論の流行現象はいつ始まったか
(2)「世界の主導権を取る」とはどういうことか
(3)アメリカ衰退論の経緯
(4)「アメリカの世紀」の存続期間
(5)「アメリカの世紀」は続くがそれは変容する
第5部 読者との交信蘭
昔からの読者の「ナンピン買いについての」ご相談

【来週号の予定項目】
〇米・英・伊などにポピュリズム政権が幅を利かせ始めた背景
〇野村証券株が立ち直る日は来るか?

 第1部 当面の市況

(1)今は、やがて来る大変動の前のレンジ相場だと想定すれば、今をどう生きるか

『売るべし、買うべし、休むべし』というが、「休む」が一番難しい。何もせず好機を待つのが賢明であろう。実はこれが一番難しい。無関心になってしまって市場から遠ざかると、好機を必ず逸する。気づいた時には大底から3割くらい上がってしまっているものだ。
安値覚えという病に罹患しているから買えない、そしてまた高値を買う、失敗する人の典型である。それは、今のようなツマラナイ時期に市場から目を離すからだ。

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