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【投機の流儀 セレクション】令和時代の株価動向

(1)日経ヴェリタス紙が言う令和時代の投資テーマ
同紙4月28日~5月4日号の言うところを要約するとこうなる。
「令和時代の投資テーマ」を探ればこうなるであろうという結論を要約する。
「LCR」だという。
Lは「Life-science=命」
Cは「Connectivity=つながり」
Rは「Resource=資源」だという。

Lは医薬・バイオ。
Cは通信・IT。
Rは資源だという。
いずれもより豊かになるために乗り越えなくてはならない課題解決型のテーマになるという。

(2)令和時代の日経平均の長期予測 「史上最高値3万8,915円を更新」、「五輪後は1万5,000円台まで調整」の意見も。「これを乗り越えると世界の注目は強い日本の製造業に集まる」など
新たに公表した物価上昇は21年度も目標の「2%」には達しない。したがって、出口戦略は見通せない(筆者註)。澤上篤人の言うところの「次に危機が来たら、もう打つ手はない」ということになる。筆者もそう述べてきた。日銀が金融緩和を続ける理由としては、政府が目論む消費増税と海外経済の動向を指摘した。

(3)日銀・「少なくとも20年春まで緩和長期化」を明示
4月25日の金融政策決定会合で標題のように明示した。現在の低金利政策を少なくとも2020年春まで続けると明示して、一方で低金利政策による副作用に対する対応策を考えると公表した。
新たに公表した物価上昇は21年度も目標の「2%」には達しない。したがって、出口戦略は見通せない。(筆者註:澤上篤人の言うところの「次に危機が来たら、もう打つ手はない」ということになる。本稿でも既報で同様なことを述べてきた)。日銀が金融緩和を続ける理由としては、政府が目論む消費増税と海外経済の動向を指摘した。

【今週号の目次】
第1部 令和時代の株価動向
(1)日経ヴェリタス紙が言う令和時代の投資テーマ
(2)令和時代の日経平均の長期予測 「史上最高値3万8,915円を更新」、「五輪後は1万5,000円台まで調整」の意見も。「これを乗り越えると世界の注目は強い日本の製造業に集まる」など。
(3)日銀、「少なくとも20年春まで緩和長期化」を明示
(4)米企業の決算
(5)生保・円高に根強い警戒感
(6)生保各社の今年前半に株高の見方
第2部 今からはますます海外事情なしの相場観はない
(1)日米貿易交渉では日本が有利な地位に立っているはずだ
(2)4月30日~5月1日開催の米FRBのFOMC(公開市場委員会)――「相場は相場に聞け」というから現象面に現れた趨勢を素直に直視するしかない
(3)先週の海外市場
(4)米朝問題――金正恩は絶対に核兵器を完全な形では手放さない
第3部 今からはますます政局・政策を語らずして相場を語ることはできない
(1)日米首脳会談と衆参同時選挙
(2)消費増税の再々々延期と衆参両院選挙と株価
第4部 消費税について
(1)消費増税について考える
(2)消費増税の前後1年の日経平均株価
(3)昔からの読者で論客のN様からの「税制に関する」意見についての交信
第5部 経済政策について――これを語らない相場観はない
(1)「もはや成長を求める時代ではない」という主張が如何に誤りであるかを単純な論法で言えばこうなる
(2)平成時代の経済政策はうまくゆかなかった――「人口ボーナス」と政策
一読者で大学時代のゼミの旧友H氏、N氏との交信
筆者よりH氏へ

〇これに対する一読者でゼミの友人H氏(もと東芝)からの返信
〇別の一読者でゼミの別の旧友N氏(元バンカー)より

【来週以降の予定項目】
〇消費税は日本経済を破壊する
○企業不祥事と投資機会

【お知らせ】
「投機の流儀 セレクション」のアーカイブは、電子書籍の紹介サイト「デンショバ」にてご覧になれます。
デンショバ
http://denshoba.com/writer/ya/yamazakikazukuni/touki/

【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。

ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
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