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【投機の流儀】「10%消費税」は日本経済を挫折させる

【今週号の目次】
第1部 当面の市況

(1)米利上げ観測が後退して世界の13市場で株価下落。そのうえ、10連休の最終日、日本時間で6日の早暁、トランプの対中国自動車関税発言で大幅安、10連休は斯くて終わって令和元年の初日の立会いは▼335円と大幅安で始まり最初の二日で▼700円だった。
(2)“Sell in May”――「5月には売れ」
第2部 令和時代の株式投資、「1億投資家・ツワモノたち」
と「一般投資家」についてのアンケート要約
「1億円以上の投資家」「ツワモノ」「一般投資家」の三者に対する日経ヴェリタス紙の1千人のアンケートの要約
(1)両者の種々の行動の差
(2)1億円以上の人、チャンスとあれば積極的に取引を仕掛けながらリスク管理は徹底する。
(3)「買い時は逃がさない」
(4)1年後の相場の見通しについて
(5)ライフスタイルの相違
(6)長生きリスク――「如何に死ぬか」は「いかに生きるか」である
第3部 中長期見通しと長期投資と、中央銀行への政治圧力の問題
(1)日経平均三尊天井形成後に大幅下落か、高値更新して続伸か
(2)人口減少と日本経済
(3)「長期的投資は人生を豊かにする」(澤上篤人)
(4)中央銀行への政治圧力、「その功罪を歴史に学ぶ」
第4部 消費増税と政局と市況
(1)「10%消費税」は日本経済を挫折させる
(2)読者のIさんとの「消費増税延期について」の交信
(3)昭和から平成、平成から令和へ、これの既視感
第5部 海外情勢
(1)好調の米経済に潜むリスクはないか
(2)巨体・中国経済
(3)米の対中国貿易摩擦
(4)中国景気減速の影響が各国企業に広がりつつある
第6部 企業不祥事と投資機会の実際
(1)はじめに:筆者の長年の友人でジャーナリストである嶌信彦(
2019年4月19日 vol.140より)
仮題「少し大げさにいえば、日本は工業大国として岐路に立っているのかもしれない」――投資家としてここから学ぶものは何か?
仮題は筆者付す
(2)企業不祥事から投資家として何を学ぶか――筆者が実行した失敗例まで含めた7つの事例

第1部 当面の市況

(1)米利上げ観測が後退して世界の13市場で株価下落。そのうえ、10連休の最終日、日本時間で6日の早暁、トランプの対中国自動車関税発言で大幅安、10連休は斯くて終わって令和元年の初日の立会いは▼335円と大幅安で始まり最初の二日で▼700円だった。

これは平成2年の大発会の大幅安と(原因は全く違うが)現象面では似ている.因みに平成最後の大発会も大幅安で始まった。

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