見出し画像

【投機の流儀】世界一の世界景気敏感株たる日本株

【お知らせと詫び】
誠に勝手ながら私は3月7日(木)から16日(土)までイスラエルに行ってきます。10日号は、8割以上は準備して出かけ、不在中の8(金)、9日(土)の分だけはパートナーの石原健一に依頼して出かけようと思います。(動画をご覧の方は毎週御覧になっておられる石原健一です。大和証券で営業と投資情報部に勤務した者で5年前からパートナーとして一緒に仕事をしてまいりました。私がパートナーとして全面的に信頼する者です)。

いままで、海外へ行く時も休刊にはしなかったが、今回はPC使用などの規制が厳しいので11日以降の分は石原に依頼して参ります。従って3月17日(日)号はアップ・トゥ・デートのものは殆どが石原になります。「文責石原」と書くでしようが、全ての責任は依頼した私にあります。
何卒、御容赦くださいますよう御願い申し上げます。

3月17日号の分として、中勢的・大勢的に当該週間にかかわらず市場で注意しておきたい事項は予定原稿として、今のところ、下記の通りです。
下記項目以外のアップ・トゥ・デートの物は石原健一です。

○2000兆円の10倍(2京)に及ぶ債務の行方――金融危機が生ずれば誰もが予想しない巨大危機到来の恐れ(担当:山﨑和邦)
○ふたたび「魔の10連休」(担当:山﨑和邦)
○所謂カリスマ経営の功罪(担当:山﨑和邦)

【今週号の目次】
(1)米朝会談、合意文書発表見送り、米側の準備不足と見る
(2)当面の市況1:2ヶ月半ぶりの高値に戻したが活況はない
(3)約3か月ぶりのレベルに戻したがデッドクロスは抜けず
(4)米景気もピークアウトの気配
(5)中間反騰の賞味期限
(6)当面の市況:本質的な解決をともかくとして束の間の安心感でも買い材料としようとする目先筋の動き、及び日本企業の業績の先行きに対する警戒感
(7)中間反騰・自律反発の範囲、中勢的な見通し
(8)「20年間で5回」という「PBR1倍という物差し」
(9)世界同時株高の中の日本株
(10)野村證券の中勢的な見方
(11)景気敏感株が下がる背景
(12)当面の市況と企業業績
(13)当面の市況と各国の金利政策
(14)FRBの「ハト化」は本来は円高につながる
(15)目先市場の一安心感と依然残る中国マクロデータへの不信観
(16)中国経済危機の報道に違和感ありという意見
(17)“誇り高きジョンブル”は愚かだったのか
(18)米中相互の読み違いが貿易戦争を悪化させた
(19)米中衝突、解決可能性についての思惑が先行する上下波乱≒これの既視感はベトナム戦の「北爆」の経過に拠る上下波乱
(20)世界一の世界景気敏感株たる日本株
(21)米中は一定の合意で歩み寄るか、一時休戦のシナリオか、交渉期限延長か、だが問題は安全保障だ。これは喫緊だ。一方でトランプは経済好調と株高を最大の政治資産としている。したがって、ブーメラン現象となって米国経済を襲うはずの追加関税引き上げは出来れば避けた方がトクだということぐらいはトランプも判っているはずだ
(22)米が追加関税決行、中国も対抗という決裂シナリオの場合はどうなるか
(23)米中貿易戦争と日米貿易摩擦の違い
(24)既報で述べたしセミナーでも詳述した「霞ヶ関文学」の登場
(25)H様よりの「質問」というよりは「交信」

(1)米朝会談、合意文書発表見送り、米側の準備不足と見る

合意文書ができないということは事実上喧嘩別れということになるが、米トランプの会見骨子を見ると、一歩後退したが今後進む道は閉ざされていないという感じだ。
国際政治に疎いながら筆者の勘では、北朝鮮は永久に核の完全廃絶はしないと思う。北朝鮮はフセインの末路を学習している。
次回の会談をおよその見当でもつけて別れたならば、2歩後退1歩前進となるが次回の会談は未定だという。ただ、これからも続けるということで別れているからドアは空けておくという意味であろう。

ここから先は

20,494字

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?