【投機の流儀】デフレマインドを脱却して、インフレマインドへ移る
第1部;当面の市況
(1)値幅も日柄も不明だが、調整に入った。
本稿10日号の第1部(2)で「目先的には調整が近い」と述べた。
先週週明けの11日(月)から調整に入った。ザラバで一瞬1192円幅を下げ、戻って868円で引けた。これは「今から調整に入ります。値幅も日柄も不明だが、調整に入ることは間違いない」というシグナルである。
3月4日は、史上初の「40000円」を超えたが、「三日天下」で終わった。マスメディアがニュースの材料にするしか意味はない。
3月第1週(4日〜8日)は信託銀行の売り越しが9ヶ月ぶりの最大規模となった。その第1週は日経平均が史上初めて40000円を超えたが、その日は値下がり銘柄の方が値上がり銘柄よりも多かった。週後半には失速した。信託銀行の売りは、先週述べたように年金基金などの運用の調整である。中長期的な株式市場の方向とは関係がない。
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