【投機の流儀】上海株総合指数のインチキ性
第1部 当面の市況
(1) 今週は、売り先行で始まろう。
先週(水)の200円高は短期筋の空売り買戻しによる自律反発、(木)前場の400円高は円安111円に振れたことによる。(ロンドンでは112円を付けた(★註1))。これが動因になったが、後場はクルーズ船内から死者がでたことで約300円安に振れた。要するに市場は、「材料は何でもいい」のだ。上下に激動すれば儲かるという短期筋が居る。NT倍率が28年ぶりに先週前半に14倍になったのはその象徴だ。
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