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【投機の流儀】ウクライナ緊迫感、株式市場を揺るがしたが動揺は峠を越えた
第1部 当面の市況
(1)期間限定の強気見通し
先週末の米国市場は、ロシア・ウクライナの停戦交渉観測でNYダウ(+834、+2.5%)・ナスダック指数(+221、+1.6%)ともに大幅続伸し、相場格言にある「銃声が鳴ったら買え」の動きとなっている。
日本市場は買い先行から高く始まろう。CME日経先物は26960円と、週明けは27000円の節目を意識したスタートとなりそうだ。
ウクライナの地政学リスクが株式市場に影響を及ぼす峠は越え、いよいよ3月16日のFOMCに向けて、市場の関心は米国の金融政策へ移行する。
2018年12月同様の最悪ケースとなる可能性は後退してきた中で、3月16日のFOMCが、今回の地政学リスク同様に、「霧が晴れる」ことによって株価の戻り局面を継続できるかどうかとなってこよう。
需給面では、ヘッジファンドの3月決算の45日前ルールとなる2月の解約売りのピークは既に越え、季節性からは3月・4月の米国市場は上昇する傾向の期間となってくる。
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