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投機の流儀 セレクション

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メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、…
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2023年6月の記事一覧

【投機の流儀 セレクション】売りの季節がやってくるか?

10週間連騰の株高も、牽引してきた半導体関連から崩れた。 しかも、今週末は特別の意味がある。今週末30日(金)は4半期末日(6月30日)に相当する。 4月以降の株高で、GPIFなどの年金は運用の株式部門の比率が規定を大幅に超えたはずだから、6月末(4半期末)までに売って、株式組み入れ比率を既定内に下げなければならなくなろう。海外投資家もこのことを承知しているだろうから、買いは見送るであろう。 よって、国内個人投資家の逆張り買いだけでは対抗できまいと思われる。 【今週号の目

【投機の流儀 セレクション】「悪材料出尽くし」の後にどうなるのか、不分明だ。今は、アベノミクス相場の始動期と真逆の状態だから・・・

「『悪材料出尽くしの日本』を買う相場」「価格帯調整ではなく、スピード調整だ」と6月11日号で述べてきたが、一点考えるべき点はある。「平均株価の居所」が高すぎるから、それの是正での急落という意味ではない。 ということは、マクロではGDPの動向、ミクロではPER・PBR・利回り等が諸外国に比べて安いなどの点で、その判断は適切ではあると思う。 しかしながら 1:「悪材料出尽くしの日本」と言っても「これから日本はどういう反発をするのか」。「悪材料が出尽くした後で、日本どうなるのか」

【投機の流儀 セレクション】日本株、高値更新の舞台はアベノミクス相場の始動期と似ている

アベノミクス大相場は厳密に言えば、起点は衆院解散を決めた11月26日の8665円であるが、その直後に大セレモニーとしてはIMFの世銀総会が東京で開かれたことだ。 今回も、ウクライナの大統領が電撃参加するという歴史に刻まれるG7が東京で開かれた。 G7の前日の5月18日(木)に、もうひとつの舞台が仕掛けられた。世界の半導体主要7社(★註)のトップが官邸に岸田首相を訪れて、日本での大型投資や研究開発の強化を謳ったことである。 そして5月19日(金)からG7が始まった。まさしく、