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ファンという名の共犯者

 ※まず、今回の記事を読む前に上記の記事全てを読んでください。尚、下段の記事はこちらの前半部分に当たります。そして、これからこちらを読む際は相当の覚悟を持ち、私はあくまでも傍観者ではなく中立派です。

・スーパーマラドーナ
・アキナ
・天竺鼠
・マヂカルラブリー
・Aマッソ
・さらば青春の光
・アンジャッシュ

に対してドロドロとした不快感あるいはキラキラとした期待感がある方は閲覧をお控えください。
そのため、今回は有料記事でかつ今まで1番長い文章です。

特に好きな芸人10組と私

 ここでは、前回の記事で述べました私の特に好きな芸人10組を私がどのようにして巡り会い、今に至った訳を綴っていきますが、紹介の便宜上一部の賞レースだけは実名で記載します。

スーパーマラドーナ…私が高校時代、ネタ番組に出演していたのが初見でした。その時になんて刺激的な漫才を披露したんだと感心し、その刺激に心を掴まれてテレビで追い掛けるだけでなく、初めて賞レースの観覧と単独ライブに行ったのも彼らがきっかけです。
しかし、知ってから数年経ってなかなか芽が出ず、2014年に田中さんが突然失踪していた事を知り、その前に一度解散したなどのネットで見た2人の危うさの現在進行形を垣間見て震えていました。

 それを払拭するが如く、2015年にM-1ファイナリストになって勢いが復活した時は本当に嬉しくて、この年の1回戦で彼らの漫才を見て期待していたのが当たったので心の底から喜んでいました。この年はあまり順位に恵まれませんでしたが、翌2016年は3位で終わってこれからブレイクチャンス到来かと望んでいたら、その後に武智さんがNON STYLEの井上さんの当て逃げした車に同乗という少し悲しい報道で築き上げた物が崩れてしまい、ちょっぴりショックでした。
でも、まだM-1に挑めると祈っていたら2年連続で決勝には進出できたのは嬉しかったけど順位はまた宜しくなくて彼らの挑戦は終わってしまいましたが、最後の出場権だった2018年大会の後にあの大事件、とろサーモンの久保田さんとともにインスタライブで審査員の上沼恵美子師匠への暴言を撮影が起こってしまい、もう全国区での活躍は期待できなくなってしまいました。
私があの事件に気付いたのは大会の翌朝ですぐには受け止められず、やり切れない気持ちを抱えて一度彼らから逃げてしまいました。

それでも、今はちゃんと漫才に向き合っている姿勢を見て、全国区は無理でも息の長い漫才師になってほしいと応援しています。

ラバーガール…私が中学時代、ネタ番組に出演していたのが初見でした。当時はアンガールズとコンビ名を混同していましたが、その緩急のない淡々としたやり取りで区別は付けました。しかし、そのコントの展開のように彼らはなかなかブレイクせず、単独ライブも今は大阪でもやるようになってもお恥ずかしながら行ったことはありません。

 その分、KOCファイナリストになった時は嬉しいものでしたが、近年は決勝進出できていないので寂しいものです。また、子供番組で馴染んでいる姿も見ていましたが、今はその機会がないは寂しいです。

でも、いつかは単独ライブに行くことを決意して応援しています。

アキナ…元々ソーセージというトリオの時代に、高校時代でネタ番組に出演していたのが初見でした。可愛らしくても闇の深さに惹かれて、小規模の賞レースやネタ番組でのめぐるましい活躍でもう全国区の大型賞レースで活躍しちゃうんじゃないのと期待していたら、2012年7月に元相方の藤本さんが逮捕されたという情報が飛び交い、あの時は本当に悲しくて辛かったです。その後、ソーセージは活動休止、現アキナの2人は謹慎で賞レースなどは手放しにならざるを得なくなり、そして同年10月にソーセージは解散、アキナの結成と1つの期待が消えてしまいショックでした。尚、藤本さんは不起訴処分になり、謹慎明けから別の方とジュリエッタというコンビを結成して今に至ります。

 話は戻して、アキナになってからはローカルのバラエティ番組が初見で、盛大に先輩芸人に弄りに弄られている姿で後戻りはないと確信しました。それから、他の番組でも見かけるようになって興味が復活して彼らの単独ライブは行きましたし、DVD発売イベントにも参加しました。このようにまた活躍の場を広げましたが、肝心の全国区賞レースにはネタ中のふとしたフレーズで炎上したり、ネタ順で思うように評価されなかったり、挙句の果てには滑ってしまったりと不運です。
 これだけなら寂しい2人だけで終わりますが、2年前に秋山さんが結婚した時に元カノを捨てて今の奥さんと浮気からのゴールインという事実が発覚しました。それで彼らを応援する熱が冷めかけていたし、武智さんのことに加えてこの年は所謂闇営業問題が発覚した追い討ちで、私の中の呪縛も強くなりお笑いそのものへの関心が当時は薄くなり別の事に興味は移りました。

でも、今は数年前より熱は下がりましたがどうしても離れられない気持ちで彼らを応援しています。

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天竺鼠
…私が高校時代、KOCの決勝が初見でした。見たことも無い展開のコントで当時のファイナリストで唯一名前を存じていませんでしたが、彼らの虜になりました。その独特の世界観は本当に沼にハマっていると錯覚して、もっと彼らがテレビで活躍しているのを見たいと期待していました。

 でも、彼らはそこまでテレビで見る機会は無かったのですが、今ならその理由が分かります。まず、川原さんはボケまくり周囲を困惑させますが、売れてしまうと自由が無くなるのを恐れているかとトーク番組で同期のかまいたちに指摘されました。ですが、実はお笑い適正能力が高くてその変わらない媚びない姿勢を変えればすぐに売れると同期の芸人から言われる程です。
 問題は瀬下さんですね。今でこそ四十路に入ってからリアクション芸人としてちょくちょくテレビで見られるようになりましたが、元々はお笑い適正能力が非常に低くて、大阪時代は体を張るキャラではなく既婚者にも関わらず浮気キャラとしての知名度はあり、数年前に全国区のあるバラエティ番組の検証でナンパしている証拠がバレてしまったのもありました。
奥さんと出会ったのも奥さんが運営していたブログの写真に一目惚れしてそこから交際、そしてデキ婚、このエピソードの一部が前述のバラエティ番組で紹介した時は

熟練の手口

と突っ込まれていましたが、今の瀬下さんの活動を妨げてしまうので私は口外を躊躇っています。
天竺鼠はそんな両極端な2人のコンビです。

 東京進出後も川原さんは丸くなるどころかアーティストとして活動したり、瀬下さんは今のスタンス以前スポーツに力を入れたりとネタが良くてもそれ以外でお互いがお互いの足を引っ張っている状態がずっと続いたので、今の個々の活動が逆にコンビとして距離感を保てられて良いのではないかと推測していつつも、天竺鼠は川原さんと瀬下さんの2人ではないと成立しないとも考慮しています。私はコンビの個人の活動があまり好きではありませんが、天竺鼠や霜降り明星などのを許容しているのはそのぐらい個人のポテンシャルを把握して理解しているからです。

 また、賞レースもM-1・R-1はもう出られず、KOCも最近出ていないので元々決勝進出できたらラッキーな態勢の彼らですが、またファイナリストになってほしいというのは噓ではありません。
 そして、単独ライブは他の芸人に優先してしまい1度も行ったことがありませんが、この間の無観客無配信単独のクラウドファンディングには参加しました。

 この悔しさをバネにいつか単独ライブへ行けるように応援しています。

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マヂカルラブリー…私が高校時代、Wikipediaで当時「芸名」のページに特殊な芸名の例が記載されている中に村上さんの名前があり非常に気になったので調べましたら、野田さんの存在、芸風にドンピシャハマったという稀有な形で巡り会いました。今思うとあたおかですね。その後グレーな方法でネタ動画を見たり、テレビでのほんの僅かな出番を見届けていたりとほかの芸人が真似することが無いスタイルの漫才に見蕩れていました。

 しかし、テレビの出番があまり無くて拠点が東京の彼らを応援するには当時野田さんが開設していたホームページの日記を読む事だけで年々悔しさが積もる中、彼らが2017年M-1ファイナリストになった時は非常に嬉しかったですが、決勝当日で審査員の上沼恵美子師匠にズタボロに酷評されて結果も最下位と振るわなかったのが悲しくてやりきれませんでした。
このまま彼らがスベリ芸人として終わってしまうのかと思うと嫌だったので挽回の機会があってほしいと願っていたら、翌2018年のKOCファイナリストになりましたがこの時は見ていません。当時の体制に怒りを覚えて視聴を断念することで反対していたからです。

 でも、2020年のR-1で野田さんが優勝した時は見届けていましたが、その時披露したネタでプチ炎上したのはまた残念に思い、コロナ禍でブレイクの機会も手に入れらずまた私は悶々とする日々を過ごすだけでした。
そんな中、遂にその年のM-1で優勝という快挙を見た時は力が抜けてやっとだと喜んでいましたし、恵美子師匠との雪解けもあって満足で終わるはずがあれが起きてしまうのです。
 そう、彼らの独特の漫才が漫才なのかどうかネット上で議論が奮発、所謂「漫才論争」で心が揺れ動いてしんどくなりました。それでも、彼らはめぐるましい活躍を見せています。私も積年の思いが報われたかと思っていますが、今年KOC出場で結果がどうなるのか今からでもドキドキしています。

そして、まだ大阪での単独ライブをしたことが無い彼らがこの地で単独を開催するまで応援しています。

Aマッソ…私が大学時代、あるバラエティ番組に出演していたのが初見でした。当時からキレッキレでジェンダー関係なく見られるのが心地よかったです。この時は彼女たちが松竹芸能を辞めた芸人、通称「脱竹」とは知りもしませんが、情報収集して少し危うい部分があると受け止めていました。それからすぐにお笑いファンの中で彼女たちが話題になり、活躍の場を広げている彼女たちを見て微笑ましくもなり、東京の芸人が大阪に来るライブで彼女たちを初めて間近に漫才を観たのは最高の思い出でした。

 でも、そんな活躍の量もまあまあ大丈夫そうでもう態勢も落ち着いていると思っていた矢先の、2019年9月にあるライブで人種差別的発言で舌禍を招いてしまったことで一時期逃げていました。前述の通り、この時はお笑いに関心が薄れていたのもあります。
そうして逃げ続けている中で、昨年2020年にTHE Wのファイナリストになったことを耳にしました。この大会にあまり好意を抱いていなかったのですが、見るだけならと放送当日にあの新時代の漫才を浴びてAマッソ愛が蘇りました。残念ながら、初戦敗退でしたがずっと逃げていた自分が恥ずかしくなり彼女たちにはまだこの武器があったかと突き刺さり彼女たちに足を向けて眠れません。
 最近、彼女たちのドキュメンタリー映画が放映されると知りましたが、私は自分の時間的金銭的余裕から明るく断念しました。

それでも、大まかな形は変えずにいずれは大成することを願って応援しています。

霜降り明星…粗品さんがピン芸人時代に大学時代の私が某イラスト投稿サイトにあったファンアートを見かけた時に知りました。こちらもあたおかな理由です。その後、年末の大型特番で初めてネタを見て、あれよあれよと勝ち進み優勝した時のコメントで年明けにコンビを結成すると発言した時に痺れましたが、その後に実は発言の裏で既にコンビを結成すると決めていた時にこの仕事が舞い込んだと耳にしました。
 それから、霜降り明星としてはあるムック本で彼らが紹介されて、テレビはローカルのバラエティ番組に出演していたのが初見でした。この時、本でも番組でも思ったよりも華がある2人だとインスピレーションを抱いて、いずれ大成するコンビと直観しましたけども、それから事務所から良い目で見られておらず活躍の場にも恵まれずヤキモキしている中で、単独ライブにも行く程彼らを気に掛けていました。思えば、霜降り明星もこの時期は迷走していたと不安を覚えていました。

 しかし、2017年にABCお笑いグランプリで初の栄冠を得たときは本当に嬉しかったし、テレビでの活躍も増えてこのままM-1ファイナリストになれるんとちゃうのかと安直な発想を持っていたら、この年は準決勝でせいやさんが大いにやらかしてしまい敗者復活戦も破れてしまいました。強いシンパシーが生まれて悔しい気持ちでいっぱいでしたが、翌2018年はytv漫才新人賞で優勝、R-1は両者がファイナリスト、そしてM-1を制覇と濃密な1年にも関わらず、M-1優勝した時は彼らでいいのかという疑念はありましたが、あの騒動で払拭されたので皮肉だなと捉えています。
ちなみに、この日は私の誕生日だったので、最高のプレゼントと最悪のプレゼントが同時に届きました。

 それから、粗品さん年が明けて2019年のR-1王者に、コンビは東京進出して大躍進を遂げて、それはふとして生まれてしまった「お笑い第7世代」も彼らの後押しになっていました。勢いが衰えることがない中、2020年にせいやさんが女性とビデオ会議システムでやり取りしている最中に下半身を露出した、所謂「ズムニー」が発覚のは薄々彼らにも感じていた危うさが一つ露見して少しはしょげていましたが、その直後の冠ラジオ番組でとんでもないことを起こして僕らは大丈夫というメッセージが伝わりました。でも、最近またラジオでちょっとした火種が起きたみたいですが。

そして、その活躍の炎が消えないことを願い応援しています。

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濱田祐太郎
…私が数年前にTwitterを眺めていた際に、よしもと漫才劇場の新たな所属芸人の中に書かれていた1人に彼がいまして、とても気になる存在だったので都合がいい日にライブでネタを見た時に感銘を受けて絶対応援しようと決意しました。
 でも、彼は特性の影響か、テレビでは賞レースしか見る機会に恵まれていなかったけど、2018年にR-1王者になった時は喜んでいました。でも、野田さんの時もですがこの賞レースの影響力は低い上に特性もあってかレギュラー番組はラジオのみですが、SNSを使いこなせているなど発信力はあるのでそこまで心配しなくても大丈夫ですよ。お時間がありましたら、フォロー等よろしくお願いします。

他にない特異性のある彼がいていいんだと応援しています。

宮下草薙…私が数年前、年始のネタ番組に彼らが出演しているのが初見でした。実はこの時の記憶はおぼろげで、別の芸人しか覚えていません。しかし、その後に別のネタ番組で危ういオーラを読み取って応援し始めました。
 しかし、2019年に様々な賞レースのファイナリストになった彼らの勇姿は丁度私が萎えていた時とぶつかってしまい見届けられませんでした。それでも、私の中で初めはコンビ格差が目に見えていた彼らも今はほとんどその差が埋まっていますが、コンビ間での衝突が絶えないのも現実で、それが良くないとは思っていません。
彼らは単独ライブを1度も敢行していませんが、昨年2020年に著書の発売記念握手会で生の彼らを見ました。コロナ禍直前でしたのでギリギリ開催して、彼らの手から伝わる温もりを感じ取りました。

いつかまた直接お会いできるのを願って応援しています。

さて、ここまでで、何かお気づきになった方もいらっしゃるようですが、私は前回記事に記載したある芸人を意図的に飛ばしました。そして、コンビ名以外で意図的に強調された箇所、それは今回の本題に繋がっていきます。

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