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とあるひよっこ漫画の校正・校閲者の独り言・1日目

私はとある漫画編集部の校正・校閲業務を担当している。
日々取り組んでいる仕事の覚え書きとして活用させてもらう。


漫画の確認をしているので、文章のみの校正・校閲とは少々異なる、と思う。
「と思う」としたのは、そもそも新聞や小説の校正・校閲の経験がないからだ。
漫画の校正・校閲では、セリフなどの文字情報はもちろん、絵柄や作中における作家さんの描き文字も確認の対象となる。


今回は…この文章を書いている途中に出てきた「覚え書き」について書きたいと思う。

「覚書」か「覚え書き」かで悩んでしまった。

早速、辞典を手にする。
私は、講談社校閲局編「日本語の正しい表記と用語の辞典 第三版」を使用しているので、こちらに準拠。

覚え書き→メモ
覚書→外交文書

なのだそうだ。

この雑文は、外交文書のようなお「硬い」ものではではないので「覚え書き」と記載した。

余談だが「硬い」でも「硬い」と「固い」と「堅い」で迷い、辞典を開いた。
なぜ「硬い」だったのかは、また次回にでも書き残そう。


最後に
私は大学を卒業してはいるが、文学部ではない。
美術大学の出身だ。美大と言っても、私の卒業した学科は作品を制作するのではなく、主に美術評論家や学芸員、美術史研究者などを養成する目的で設立された学科だったので、文章を読んだり書いたりすることは好きなほうではある。あくまで、好きなほうであるだけなので、国語の専門家ではないとだけ言っておこう。




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