「統合しちゃう?」第1回-閉鎖病棟と将棋-
統合失調症を振り返ったり、現在進行形で悩んでいることを書いたり、そんな文章をざっくばらんに書く場がほしいと思った。「うさぎごと」は悩んでいる自分や誰かに対して書いているけど「統合しちゃう?」はちょっとふざけた感じも含めているし、この文章は誰かに読んでほしいと思って書いていないので、おかしかったり矛盾していることがあるかもしれない。自分自身のエピソードを書いていく、アルバムみたいなものだ。
入院している時「よかったな」と思ったのは「将棋のルールを知っていたこと」だったりする。閉鎖病棟は学校に似ている。誰がどの椅子が定位置で、いつもやっていることを観察して、気が合いそうなら話しかけて、という流れを入院初日〜1週間でやるのだ。比較的元気な強いボスみたいなやつがいて空気を作っているんだけれど、その人の退院でボスは交代する。私が入院した時のボスは気が荒くて喧嘩っぽい、まだ17歳の男の子だった。気が荒くはあるけれど、責任感が強いなと思ったら、17歳ですでに奥さんとこどもがいるらしい。「退院して早く会いたい」とよく言っていた。この男の子が、将棋が強かったのだ。広間の端、角の席で将棋盤を広げて誰かが挑んでくるのを待っていた。私が隔離部屋から共有の大広間に移動して2日目、誰も話す相手はいなかった中で、その男の子と対戦をした。結果は、ぎりぎり男の子の勝ち。観戦していた人たちとも、その場で仲良くなったし「将棋がそこそこできる女子がいる!」と他の人にも声をかけられるようになった。
筆が乗ったと思ったけど、ここで600文字くらい!書いていると楽しくて幸せだな〜というノリで書く記事なので、中途半端だけど今日はここまで。
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