【感想】TOUGH外伝 龍を継ぐ男 BATTLE.387 幻魔の応酬
もしかしてガチで最終決戦なタイプ?
◆前回までのあらすじ
R国への忠誠を示すため、ついに鬼龍をその手にかけた悪魔王子。龍星はそんな非情すぎる悪魔王子を対して怒りを燃やし、セコンドである熹一に「悪魔王子を…殺していいですか?」と問う。熹一は怒りにとらわれた龍星にお前が必要だと思うならやればいいと言うが付け加えて「お前はもうそんなに弱い人間やない」と龍星の気持ちを汲みながらも活殺術の使い手としての信頼とも取れる言葉を送った。
果たして龍星VS悪魔王子の御前試合はどのような闘いになるのか!?
◆試合開始
龍星「犯罪者になってもかまわない 人生を棒に振ってもかまわない 僕は本気で悪魔王子を殺したいっ」
自身の父親でもある鬼龍を殺され怒り心頭の龍星は例え殺人者となり人生を棒に振ることになってでも悪魔王子を殺したいと宣言する。
そして、あの男が手を掲げ、ついに御前試合が開始される。
(試合開始の見開きのコマ、試合会場にリングも敷居も無い上に熹一と静虎が2人に近いからくっそシュールに見える)
このシーンの龍星滅茶苦茶カッコイイけど身体のゴツさが凄いことになっとる、とても63.5キロには見えない。
あと、姫次戦での「社会的制裁を受け その後の人生を棒に振ってでもこの技を会得したいッ」と破心掌の会得に固執していた時の台詞を思い出したんだよね。昔は「姫次の死ぬところが見たい」とかヤバいこと言ってたんだけどなぁ……ホントにキャラ変わったな(でも姫次の心臓止めた時に人を殺めた事実に押しつぶされそうになっていたから根っこは変わらんか)。
悪魔王子「俺を殺す?あんな鬼畜のような男でも親は親か…仇討ちか?」
龍星「そう あんな親だけど あんなむごい殺し方は許せない」
試合開始と同時に悪魔王子はあんなクズでも親は親、流石に殺されたら腹が立つのか?と挑発し、龍星は確かに鬼龍はろくでもない人間だがあんな風に無抵抗のまま惨たらしく殺されるのは許せないと言い返す。しかし、悪魔王子は"生きるためなら何でもやる"鬼龍が同じ状況に身を置いたら迷わず殺っただろうと確信していた。その鬼龍の血を自身が最も濃く受け継いでいると断言し、龍星へ猛攻を加える。
あ ん な 親 ← ククク...ひどい言われようだな まぁ事実だからしょうがないけど。
鬼龍おじさん、死後(絶対生きてるだろうけど)も息子たちからボロクソに愚弄されるのは己の悪因悪果を呪えとしか言えないですね。死んでからもサンドバッグ継続中。
龍星の気合いも鬼龍の仇討ち:4、老人が嬲り殺しにされたことへの憤り:6ぐらいに見える。まぁ 犠牲になったのが"あの"鬼龍だとしても無抵抗の瀕死の老人が殺されるのは普通に不愉快っスからね。
それに悪魔王子が言う事もごもっとだと思う。今回の鬼龍と悪魔王子の立場が逆だったら容赦なく鬼龍も同じようにしたと考えられる。
◆幻魔拳
序盤は至近距離でラッシュを繰り出しながらけん制し合う両者だが先に仕掛けたのは龍星……
灘神影流 "幻魔拳"
龍星の左拳から当てない幻魔拳による"幻魔"エネルギーが悪魔王子の目に入る。さらに追撃の蹴り(幻魔脚?)による幻魔の刷り込みで悪魔王子の左顔面と左脚に肉体破壊のイメージが走り、怯んだところに龍星の右アッパーが炸裂する。
"幻魔"による苦痛は被弾した者の脳内でしか起こらず、第三者からは悪魔王子が突如、何の身体ダメージもないのに動きが止まったようにしか見えない。
あの男「つまり 外部からは何が起こってるのかわからないのか?」
観戦していたヨシフは何が起こったのかさっぱり分からず只々困惑するだけだったが、あの男はこの闘いで起こっている超常的な現象について冷静に受け止めていた。
(熹一と静虎の台詞の後にあの男が「つまり~」で話を切り出しているからセコンド二人がデカい声で幻魔について説明してくれてるんですかね?正直、灘の解説がないとお変ク案件か八百長だと勘違いされそう)
幻魔拳が(技の)墓から蘇る!!
半場諦めていたけど幻魔拳が復活してくれて俺も嬉しいぜ!
しれっと幻魔脚っぽい技も使ってるし。
これが幽玄の予想↓
不思議ですね。
一時期うんざりするほど乱用され、塩試合メーカーだと思ってた幻魔拳さんが今は神技に見える(ちなみに幻魔拳が最後に登場したのはBATTLE.329「秘拳」だからざっと525日ぶり)。
……しかし、なんかヨシフおじさんとあの男のポジション逆転してないか? あの男が急に「ふうん そういうことか…」みたいな強者ムーブし始めたし、もしかして実は強き者なタイプ?
無能なトップ扱いから急に切れ者描写が増えてきたから猿渡先生の気分が変わったのかもしれないね。
◆真・幻魔拳
初っ端から幻魔拳の連打で飛ばし気味の龍星を危惧する熹一と静虎。案の定、追撃のアッパーを躱され、悪魔王子からお返しとばかりに寸止めではなく直接打撃で脳を麻痺させる"真・幻魔拳"が放たれる(このコマ左右反転しただけで悪魔王子のバーコードと傷が逆になっちゃってるね)。龍星の目にも幻魔が入り込み、左顔面が大きく陥没する。
う
あ
あ
あ
あ
あ
(PC書き文字)
静虎に散々愚弄された"真・幻魔拳(笑)"さんも墓から復活したーーーっ!!
前に直接打撃で幻魔を刷り込むのは技の練度が足りないからだって言われたのに、この期に及んで直パン幻魔拳使うんか……。直前に龍星が寸止め幻魔決めてるからめっちゃ悪魔王子側が劣っているように見えてしまう。
あ~でも心臓覚醒時にメルニチェンコに当てない幻魔拳やってたから既にマスターしてるだろうし、敢えてやってんのかな?お互いに活法で幻魔を取り除けるなら直接のダメージが残るほうが有効な気がするから。
~ 真・幻魔拳の表記ゆれシリーズ ~
「真・幻魔拳」
「"幻魔拳"のコンビネーション」
「幻魔拳連打」
「悪魔王子式・幻魔拳」
……ぼちぼち「シン・幻魔拳」とか出ないっスかね?
◆幻魔の応酬
お互いに幻魔拳に被弾し、一旦後退した二人は"幻魔"の活法によって被弾した部位を修復させていく。
熹一「もう龍星にとって"幻魔"は特別な技やない」
静虎「それは悪魔王子も同じ "幻魔"の抜き方を知っている」
"幻魔"使い同士では"幻魔"は決め手にならない。龍星と悪魔王子、両者の次なる手は!?
傍から見てる分にはクリーンヒットしてないのに「ぐあっ」ってなってて作中のキャラ目線だと物凄くシュールな光景が予想される……それが幻魔乱舞です。"幻魔"使いってお互いの練度が同レベだと不毛な闘いっスね。
そもそも最後のコマの"被弾した部位が修復されていく"も一体誰の台詞なんだ……外部からは何が起こっているのか分からないんじゃなかったのか?
あの男とヨシフおじはいきなりこんな妖術合戦見せられて楽しめるんですかね?あの男は結構興味深そうに観戦しているような描写だけど、ヨシフおじは予想通り驚き役に収まってしまった。
取り敢えず小手調べって感じで幻魔拳の応酬はこれで終わりなのかな。
◆幻魔が効かない… ← ケンシロウとラオウが互いに使えるようになったら無意味化した無想転生味を感じる。
次号、次なる技は…!? ← 精髄破滅拳かな?熹一との闘いで打ってこいよって挑発してたし悪魔王子の哀しき過去パートを挟むのにもってこいじゃない?
◆まとめ
ホワイト・ナイト・バトル編で割とリアル路線に引き戻されたけど今週の妖術合戦で一気に1~2年前あたりの龍継の雰囲気に戻った気がしますね。
久しぶりの幻魔乱舞かつリアル・フェイス・ラッシュで猿渡先生かなりこの二人の闘いに気合い入れてるっぽいんだ。やっぱし凄いスね、猿渡先生の作画パワーは。
なんか幻魔拳から始まって総決算感あるし、これってガチで最終決戦なんですかね?ガルシア・シリーズは例外なく死んでいるから悪魔王子というキャラクターもそろそろ死んじゃいそう。
さすがに主人公である龍星の心臓抜くわけにもいかないから悪魔王子の突然変異の心臓が後のキーアイテムになるだろし、悪魔王子が消えると話を引っ掻き回すヴィラン兼トリックスター枠が鬼龍(現在死亡中)しかいなくなるからなぁ……。
この闘いの後に龍を継ぐ男の物語がどういう舵取りをしていくのか……う〜む、気になる。
(しかし真面目に今後の展開を予想すればするほどプー〇ン大統領の存在がめっちゃノイズだわ、ガチで〇すの?)
◆余談
完全に鬼龍が死亡している体で話が進んでいる。
そして熹一と静虎の反応薄過ぎる。
◆次号予告
次のプレボNo.38は9月2日月曜日です。
出典:猿渡哲也『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』第387話