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児童館に救われた話。

私の夫は山形県の豪農の長男です。
当然

後継問題

があります。
横浜でのほほんと未就学児の娘を育てていた時に後継問題が降って湧いてきました。
夫の両親が亡くなったのです。

放蕩息子として名を馳せていた夫

150年続く家を継がせるための会議が行われ、葬儀で帰っただけのつもりが半月以上の長逗留となりました。
困ったのは私と娘。
方言がわからない。
遊ぶ場所もわからない。
当時は車の免許もないのに歩いて行けるところは田んぼと畑だけ。
役所や行政書士事務所、銀行、その他諸々広大な土地を引き継ぐためのあれこれで夫が動いている間、私と娘はそんな状態で放置です。

遊べるものは雪だけ…。

うちの娘はそれでも十分と言えば十分なのですが、そうそう広くて安全で雪で遊べるところもなく、

居場所のなさに

途方に暮れていると

何だか楽しげな遊具のある建物が。

公園ならいいなぁと近寄ってみたら

児童館

でした。

横浜市には児童館はありません。

だからよくわからなくて、児童館ってふらりと立ち寄っていいのかしら?と思い、恐る恐る声をかけると

市民の方ではないから中は使えないけどお外の遊具は良いですよ

とのありがたいお応えが!

えー何その神対応!

娘は無事に遊具で遊べ、転んでパンツを泥だらけにしました。
それから私は児童館ファンです。

横浜市にもあればいいのに

と切に思っています。
だからあの時の児童館のように、峠工房にふらりと立ち寄ってくる子たちは受け止めたいなと思っているのです。

サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。