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少女漫画のコーナーに行くのって恥ずかしさ感じません?

私は本屋が好きだ。

本や漫画をじっくり見るのが好きだし、
何より1人で居ても許される空間だからだ。

最近では一人カラオケ、一人焼肉などの
ぼっち活動が昔に比べて市民権を得ている。
しかし私にはそういった複数人で来ている
場所に1人で行くのはハードルが高い。
どことなく視線を感じるのである。
「こいつ一人で来てるやん笑笑」
「友達おらんのかな」
みたいなね。

もちろん実際はそんな視線は無く、ただの
自意識過剰だが、そんなことを意識してしまう
私にとっては本屋という
一人で居ても目立たない場所は居心地がいい。

というわけで今日なにもすることがなかったので
暇つぶしに本屋さんへ向かった。
小説は家に積読本がたくさんあったので、
漫画コーナーへ足を運んだ。

そこで異変に気づいた。

二人組が多い!!!!!

しかもほとんどカップル!!!

いつもはお一人様が多いのに!!
やはりGWはすごい。

その光景を見た瞬間から
本当はさっさと目当ての漫画を
取って店から逃げ出したかった。

しかしここでそそくさとこのエリアから
退いたら負けた気がする!
と謎のプライドが湧いてきたので、
じっくり、漫画コーナーを物色した。

カップルは多かったものの、
それぞれが会話に集中していたので、
さほど視線が気にならずに快適だった。

が、最後に関門が立ちはだかった。

少女漫画コーナーである。

男性なら共感できるだろうか。
少女漫画コーナーに入るのは
とても恥ずかしいのである。

別に恥ずかしがらなくてもいい。
男だって少女漫画を読んでもいい。
それは頭ではわかっている。
だが、目の前に立つと、恥ずかしさから
自然と体が熱くなる。

私は今「墜落JKと廃人教師」という
漫画にハマっている。
今後noteでこれも記事を書きたいのだが、
少女漫画とギャグの組み合わせが
絶妙で面白い。

それの4巻を買いたいのだが、そのためには
あの背表紙の色が連なってできた
白と赤で統一された
煌びやかなあの空間に足を踏み入れなければ
いけない。

少女漫画コーナーのなかでカップル
と出くわしたくなかったので、
まずは少女漫画コーナーの横を素通りしてみた。
いかにも店内を回っているだけですよ感を
出しながら。
横目でチラッと確認すると、
30代前半ぐらいの女性が一人いるだけだった。

これならイケる!!
と思い、来た道を戻る。
一呼吸置いて、コーナーの角を曲がろうとした。
すると、少女漫画コーナーからカップルが
出てきた。

びっくりして、咄嗟に目を逸らした。
逸らした先に、
漫画の一部分を切り抜いた
胸キュンシーンが貼ってあり、
カップルが立ち去るまでそれをガン見
することになってしまった。
余計に恥ずかしかった。

カップルが去っていったのを確認して、
少女漫画コーナーに入る。
「墜落JKと廃人教師」は目立つ形で
陳列されていたのですぐに見つかった。

とにかくすぐにその場から離れたかったので、
流れるような手捌きで4巻を手に取り、
颯爽とその場から離れた。

あぁ、はやく一人でも
平気でいられるメンタルがほしい...


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