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もうチロルチョコだけは買えない

なんか口寂しいな...

ってときに、私はよくコンビニに行く。
学校近くのコンビニに寄って、買ったものを帰りの道中で食べることが多い。
ここで買うときの条件は3つある。
・歩きながらでも食べやすいもの
・食べきれるもの
・100円以下

私は財布にある分だけ
お金を使ってしまう性分なので、
コンビニではできるだけ出費を抑えたい。

100円以下となるとやはりパンやおにぎりは
買えない。スイーツ棚の上に陳列してある
ワッフルやちょっといいクッキーなんかも
買えない。

となると残りはお菓子コーナーの
駄菓子。

最近コンビニの駄菓子コーナーは
隅に追いやられてる気がしている。
小学生の頃は100円を握りしめて、
ヤングドーナツと、チロルチョコ
いや、うまい棒3本と蒲焼さんの組み合わせか?
でもカルパスは欲しいなー
とベストな組み合わせに悩んでいた記憶がある。
100円以内でいかに満足できる
組み合わせを作れるかに心血を注いでいた。
それなりに迷えるくらいには種類が
あったはずだ。

少し話が逸れてしまったが、
とにかく安さ故に
駄菓子コーナーに落ち着いてしまう。

大体買うのはチロルチョコかブラックサンダー。
それぞれいろんな味があって飽きがこない。
チロルチョコのカヌレ味美味しい。

チロルチョコを手に取る。
ここから店員との熾烈な攻防が始まる...

想像してみてほしい。
齢20を超えた大人がチロルチョコを
握りしめてレジへ向かう姿を...

恥ずかしい!!

別に何も思わない人もいるかもしれないが、
私はこういうのを気にしてしまうタイプで
なのである。

だからチロルチョコを取った後、他に買うものはないのに店内をうろついてみる。
買う予定のないおにぎりを凝視する。
なんか店員に見られてる気がするのだ。
「あいつ駄菓子買ってる笑」
「駄菓子のためにコンビニ来たの?」
てな感じの視線を感じてしまう。

ただそもそもおにぎりなんか買う予算は
私にはないので、
結局はあの2.5cm角のチョコを持って
レジに向かうしかない。

変な脂汗が出て、謎の緊張感に包まれる。
体が熱くなる。

ピッ
「25円になりまーす」
「レシートはご利用になりますか?」
「ありがとうございましたぁー」

買えた。
チロルチョコ一個買っただけなのに
達成感がこみ上げる。

店員は一客としてのただの接客だった。
別に嘲笑されなかった。(当たり前だろ)

店員との攻防が始まる...
なんて書いたが、
こっちが勝負を仕掛けて
勝手に負けていただけである。

チロルチョコ一個買うだけに
無駄に神経をすり減らしている。
ワクワクしながら
駄菓子を抱えてレジに向かっていた
あの頃に戻りたい...

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