歯医者『もうすぐ抜けます、その歯』
歯医者さんへの意識
幼い頃は、決まった歯医者さんに親が連れて行ってくれていたので、どんな歯医者さんがいるのかなんて意識したことがなかったのですが、7、8年前に、実家を出て高円寺に住んでいた時、神経まで虫歯菌が到達してしまい、治療をお願いした歯医者さんで、唇を火傷したのです。
え、、、もしかして、、、この歯医者さんは、、、下手くそ!?!?
そこで初めて歯医者さんにもレベルがあるのだと認識したのです。そして、知らない歯医者さんへ行くことがとっても怖くなってしまいました。
運命の日
在宅ワークで時間の余裕ができ、ふと、そういえば何年も歯医者に行ってないな~と思いました。
昔々に被せた銀歯も取れっぱなしだし、虫歯だろうなって歯もあるし、コーヒー・紅茶が好きなので歯も黄ばんできたし・・・30歳もすぎて歯医者こわいとか言ってられないよね~と思い、ネットで近所の歯医者を調べました。
過去のような失敗はしたくないので、ドクターズファイルにもピックアップされたという先生がいる歯科医院で予約を取りました。
結局、担当してくれる先生はドクターズファイルでピックアップされた先生じゃなかったんだけど、お若い男性の先生で、アラサーの汚い口内を晒してごめんねという気持ちになりました。そして、ちょっとだけ先生が緊張しながら『今後のプランを説明させて頂きたく』と話し始めたので、私の心臓がバクバク早くなった。
先生『4本、治療が必要な歯があります』
私『数本は虫歯あるかなって思ってました~~』
先生『2本は軽い虫歯なので、すぐに治療が終わります。1本はもしかしたら神経まで虫歯菌が到達している恐れがあるので、電気を流して反応をみて、さらに削って確認する必要があります』
私『あ、そうなんですね・・(そんな重めの虫歯だったんだ涙)』
先生『もう1本についてなのですが・・・』
私『はい』
先生『もうすぐ抜けます、その歯』
私『・・・・・・・ぇ!?!?!?!』
先生『グラグラしてて、歯がとけて無くなりはじめてます。そのうち痛くなって抜け落ちます。』
私『(涙目)』
先生『結果的に抜けちゃうので、今抜くか、抜けるまで待つかは自由なのですが、今後のことを考えながら他の歯の治療も進めていきたいと思います。』
先生『3つのプランを提案させて頂きます。1つ目は入れ歯。2つ目はブリッジ。しかしブリッジは器具をはめるために隣の歯も削って調整しなければなりません。3つ目はインプラントです。』
私『ちなみにインプラントの治療費はどのくらいかかるのですか?』
先生『保険適用外なので30万円ほどですね。』
私『あ、はぁ、ははは、はぁはぁ(心臓が痛い)』
先生『今すぐ決めなくていいので、どのプランが良いか、ゆっくり検討してくださいね』
進むも地獄退くも地獄
歯を失って、さらにめっちゃお金かかるぅぅぅぅぅぅ
普通の虫歯治すのにもお金かかるぅううううう
身体の部位で再生しない部分を失うの、生まれたときのへその緒と、乳歯以来なんだけどぉおおおおおほー
↑上記は帰宅時、チャリをいたずらに漕ぎながら発した言葉である
今回の教訓
・歯医者さんへは定期健診に行くようにしよう
PRESIDENT 2012年11月12日号で、55~74歳の男女1000人が「リタイア前にやるべきだった……」後悔トップ20の中で、堂々の1位は「歯の定期検診を受ければよかった」である。
余談
TOP画は自分で描いてみました。さよなら奥歯ちゃん。
おわり。
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