地球と私たちの内側にある、尊い静けさ
身体はなんでも知っている。だから、身体の英知、無意識領域の自分を尊重する。
顕在意識領域の自分にできることももちろんある。身体から整えることを、意識すること。
自然が大暴れした平成最後の夏の終わり。
東京の真ん中のアトリエにセラピーを受けにきてくださったのは、熊本、長崎、広島、京都、北海道…と、日本各地からわざわざ足を運んでくれた方ばかり。
マインドフルなタッチで全身に隅々まで触れ、解放してゆくオイルトリートメントは、こんな時に最適だなぁとしみじみ感じた。
ただ感覚に身を委ねるだけで、不安やこわばりなど手放すべきものは自ずと離れ、あいたスペースに内側から何かが満ちてくる。
こうしてゆっくりセラピーを受けていただけるのは、いろんな意味でありがたいことなんだなぁ、と実感することが多かった。
昨日は「地震で少し揺らいでいるので、バランスを整えたい」ということでいらしてくださった、北海道からのお客様。揺れや1日程度の停電はあったものの、ご無事で本当になにより。
「不謹慎かもしれないけれど…。停電の時に本当に真っ暗で、とても静かで。空の星がそれはそれはキレイだったんですよ。」
それを伺った瞬間、目の前に「銀河鉄道の夜」のような光景がブワーッと広がったような気がした。
その尊い静けさは本来この地球が持っていたもの。そして、私たちの内側にもあるもの。
地球の生命活動は、時にわたしたちを大きく揺さぶるけれど。
幸いにして、もし生命が安全な場所で継続できているならば。
内側の静けさを保ちながら生を充実させていけるように、まず肉体を整えるところから始めてみてもらいたいと思っています。
■ 小松ゆり子 official web site
http://yurikokomatsu.com
■身体共鳴研究室
https://somaticresonance.amebaownd.com
※「マゼラン 」2018年9月18日記事より加筆転載
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