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東京視点、地域視点、そして自分視点

ITベンダー勤務の企業内診断士、廣瀬達也です。

研究会、セミナーなど診断士界隈でもオンラインイベントがすっかり定着しましたね。
地方出身で実家への帰省などのたびに感じていた東京との「距離」。この「距離」を克服するものは「高速移動技術の進展」だと思っていました。

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ここ1年間で「距離」が急速に克服されてきたように感じます。克服に大きく寄与しているものは「高速移動技術の進展」… ではなく「オンライン技術」です。具体的には、オンラインの会議、イベントなどの普及です。
距離の克服手段は「高速移動」というリニアな(!)変化の延長線上ではなかったです…。

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「距離を克服する」のは移動ではなかった。そもそも「克服」すべきは「距離」ではなかったというのが正解かもしれません。現状に捕らわれない視点って大切。。そんなことを改めて感じている最近です。

そして、診断士界隈では、全国的なというか、住んでいる場所に限定されないイベント、そしてグループがいろいろ立ち上がってきたように感じます。

■つながる診断士たち

以前からFacebookなどのSNS上に診断士のグループはありました。そして、全国の(ときに海外在住の方も)診断士さんがそのグループに参加していたりします。私自身もこのブログ主催の楽しいチームをはじめ、関西メンバーが多い企業内というか組織所属の診断士のグループにも3年くらい前から参加しています。

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さらには最近、全国的なグループに参加してみました。北海道、東北、北関東、そして海外、いろんな地域で活動されている「独立ではない診断士」が集まっていました。

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全国的なグループができて「何ができるのか」、それはこれからのグループ運営次第になってくると思います。それでも、組織に所属している診断士にとって「いろんな可能性を感じさせる」グループができたと感じています(オンライン上で面白いアイデアが多数でたました)。

■それぞれの視点はどうなのか

各地の診断士が集まったことにより「東京視点だけでなく地域視点も大切」的な言葉を聞くと「それ自体が東京視点ですね」と斜に構えてしまいそうになります。とは言え、確かにそれぞれの診断士が置かれている立ち位置で見えている景色は異なるハズ。いろんな立ち位置からの視点は必要。そして、自分の見えている世界が全てではない、と冷静になれる自分自身の視点も大切です(それは複眼?あるいは、まさかの六眼? 六眼があれば診断士でなく呪術師にもなれそうではありますが…)

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多様性のある視点とスキル、それらのよい組み合わせのチームを作ること(あるいはその仕組みを作ること)ができると、診断士の活躍場が広がりそうです。

■問われる個の力

「つながる」ということは確かに大切で耳当たりもよいので、多くの人が「必要だよね」と肯定的に受けることだと思います。加えて、「よいつながり」のためには、実はつながる個人それぞれの力が問われるように感じます。「つながる価値のある個人」であることが求められるからです。そこでは単純な強みとかスキルということだけでなく、個人として目指す理念も問われそう。

理念についてはこちら(↑)のブログでも言及されていました。

いろいろなつながりの可能性が広がっている現在、つながる機会の場に参加することは大切です。いろいろ参加してみましょう。

「楽しいチーム」も所属している中小企業政策研究会の2月度定例会はオンライン開催です。ご都合合いましたぜひどうぞ。

いろいろ参加しながら、先輩診断士、仲間との交流を通じつつ、改めて自分自身の理念、立ち位置、視点を再確認すること。こちらもぜひ実践していきたいところです(自戒をこめて…)

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