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コミュニケーションと準備

こんにちはITベンダー勤務の企業内診断士、廣瀬達也です。

新年度が始まりました。もやもやする時勢ですが時間は着実に進んでいます。
今回(反省も込めて)お届けするのは、まさに今のこの年度末・年度始(これはあまり言いませんね)のこの時期、会社員として診断士として私自身が感じたことです。

■会社員として

公共分野をお客様とするITベンダー営業担当者として納品、検査確認(の書面回収)、請求書発行などが一気に集中するのがこの時期。流行りのテレワークは私の会社ではかなり前から推進中。テレワーク自体は比較的スムース。そんな中で結構な難敵となったのが「ハンコ」。「ITを駆使しながらハンコをもらうためのプロセスを回す…」なかなかにシュールです。まさに「ラストワンマイル」と感じました。テレワーク・在宅勤務の急拡大によりいろいろな場面であぶり出されてきている「ラストワンマイル」が多いのではないでしょうか。
日経新聞(有料会員限定)のこの(↓)記事がまさにソレです。


そんな中、この年度末は、あるお客様から頂いた言葉に感動しました。3月いっぱいで異動となられた方から頂いたメール中の一文です。

「システムの開発・運用にあたっては、妙な話ですが、アナログな担当者同士のコミュニケーションが何より大事だと私は思っています。」

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私はこの一文をみて、ちょっとウルっと…。そして、「ITベンダー社員としてとても大切なこと再認識」させていただいた感覚が妙に心地よかったです。確かに会議の場でもそのことを強く意識、発言されている方でした。

通常とは異なる不安定さと危うさを伴う年度末の雰囲気の中で私は心の余裕をなくしかけていました(実際になくしてました。若干進行形…)。

対面に限らず、コミュニケーションをキッチリとることは本当に大切です。Zoom、Skype、TeamsなどのWEB系手段がダメといっている訳ではありません。使える手段を使うことはとても有効。ただ、「使っている」こと自体に満足するのではなく、本来の主旨であるシッカリしたコミュニケーションが図れるように(そしてそのコミュニケーションにより達成したかった目的が実現できるように)心掛けたいです。

■診断士として

先月、久しぶりにとある自営業の友人と会いました。

「最近、診断士さんと銀行の双方に融資相談をしている」
と、聞き
「ほ、ほぉぉ。そうだよね。大変だよね、この時期」
(ぼ、ぼくも診断士ですが。。。”(-“”-)”)

というリアクションしかできませんでした。さすが数年経営者をやっている社長さん。比較的機敏なアクションです。この時期、お客様は激減、従業員を抱えていると月々の固定費は出ていく。いろいろ厳しい状況。
話しを聞きながら、そもそもの自分自身の経験・知識・能力不足。さらには「力になりたいけど年度末で自分自身が身動き取れず…」という言い訳が頭をよぎる会社員な自分にガッカリ。というなんともなさけない感覚でした。
例えていえば、
「頭を垂れて妹の命乞いをするしかなかった無力な竈門炭治郎」
のようです。立派な鬼殺隊員、さらには「柱」になれるような「力」を身につけなくては(あ、前回投稿の「鬼滅の刃」の余韻がまだ。。。)。


友人については「大丈夫かな」と気になりつつ、「気になる」ところまではしていたものの、自分が手一杯で思考停止していた感はあります。もっとまめなコミュニケーションができていれば積極的に協力できたのに。とか、日々自分自身の(診断士として)力をしっかりと高められていたらビシッと協力できるのに。とか、いろいろな後悔と反省を感じました。

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■まとめ

会社員、診断士というそれぞれで感じたことをまとめると
「コミュニケーションと準備はとても大切」
ということ。あたりまえと言えばあたりまえです。

新年度も始まり、新しく診断士になった方々も、情報収集・研究会参加など具体的アクションなど新しいステージに立った方も少なくないはず。地味ですが「コミュニケーションと準備」を意識することで、獲得できたり活躍が広がったりする場面が出てくると思います。ココロの隅にでも留めていただければ。。。

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