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16日目 管理栄養士とは

こんばんは。

最近は日記的な更新が続いていましたが、
今日は久しぶりに仕事について書いてみたいと思います。

私は管理栄養士という国家資格を名乗って
このブログを始めたわけですが、そもそも管理栄養士ってどんな資格なのか。

今現在の私が考える管理栄養士のお仕事について語ってみたいと思います。

長くなることが予想されます。(笑)

管理栄養士のお仕事について興味のある方、
管理栄養士になりたいと思っている方に参考にしていただければなと思います!


「管理栄養士」とはどんな資格?


そもそも管理栄養士とはどんな職業か。

テレビや雑誌、ネットなどで管理栄養士という単語を聞いたことがある方が多いと思いますが、栄養の専門家という感じでやんわりの認識の方が多いのではないかと思います。

たまに”栄養管理士”と間違って言われたりすることもあり、まだまだ資格として浸透いていないんだなと感じることもあります。


管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。
日本栄養士会HPより

管理栄養士という資格は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。

そしてよく聞かれる「栄養士」との違い。

栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行います。
日本栄養士会HPより

栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格であり、国家資格ではりません。

管理栄養士の方が、病気についての勉強が増え、幅広い対象者の栄養管理について学んでいます。

管理栄養士・栄養士になるには、管理栄養士もしくは栄養士養成課程のある大学、短大、専門学校に入学し、必要な単位を取得して卒業しなければなりません。

栄養士は、栄養士養成施設(大学、短大、専門学校)で学び卒業することで、都道府県知事の免許を受けて「栄養士」となることができます。

一方、管理栄養士は管理栄養士養成施設で(一般的に4年生大学)で学び、管理栄養士国家資格に合格し、厚生労働大臣の免許を受けて「管理栄養士」になることができます。

また、栄養士の人も決められた年数(1~3年以上)栄養士として働き実務経験を積むことで国家資格を受けることができ、合格すれば「管理栄養士」になれます。

簡単にまとめると、栄養士には決められた養成学校で学び卒業することで免許を取得することができますが、管理栄養士は国家資格に合格しなければ免許を取得することができません。

そしてその国家資格は誰でも受けられるわけではなく、管理栄養士養成校で学び卒業する、もしくは栄養士として働き実務経験を積んだ人でなければ受けられません。

そして、この管理栄養士養成校での勉強が結構ハードです。

私も管理栄養士養成校の4年生大学を卒業しています。

国家資格を取得するために4年間で必要な勉強をするのですが、座学の勉強だけでなく実験、実習も含まれてきます。

私の大学では、1~2年生で主に座学と実験の授業。
3~4年生で行内実習と大学を出て、管理栄養士として働く場での校外実習がありました。


管理栄養士になるために学んだこと


では管理栄養士になるために一体何を学んでいるのか?

私が大学で受けた専門科目を思い出せる限り書き出してみます。

・生化学
・解剖生理学
・調理学
・食品学
・微生物学
・食品衛生学
・基礎栄養学
・応用栄養学
・栄養教育論
・公衆栄養学
・臨床栄養学
・給食経営管理論

だいたいこんな感じでしょうか。
科目名は大学のカリキュラムによって違いがあると思いますが、国家資格を受けるために取得する科目は定められているので4年間で必要な科目が取れるようになっていました。

上記した内容が座学以外にも実験・実習で入ってきたり、ひとつの座学でもⅠ、Ⅱ、Ⅲと長きにわたって授業が続きました。

食品のことを勉強するのはもちろんのこと、人体の構造や生化学など、食品を摂取したら身体でどのようなことが起こるのか、臨床栄養学では栄養が関わる病気について、はたまた栄養教育論ではどのように栄養指導を行うか、心理手学的な感じでで指導論を学び、大量調理の給食を行うための管理論を学んだりと結構幅広い内容を学びます。

また、専門学以外にも1~2年生の頃は教養科目の授業(外国語分野・社会科学分野・人文科学分野・自然科学分野など)があり、毎日授業でびっしりでした…

授業の多さで想像していたキャンパスライフとかけ離れすぎていて(笑)

低学年ではレポートに追われ、3年生くらいから実習、就活に追われ、4年生では卒論と国家試験の勉強に追われていました。

こんな感じで今振り返ってみると大学4年間はある意味充実していたというか、忙しかった印象です。

大学の先生からは勉強が疎かになったら困るとバイトも推奨されず(私はやっていましたが)、長期休みに校外実習が入るなど、あまり自由な大学生活はおくれなかったような気もします。

そうして大学を卒業する3月に国家資格を受けます。

無事合格すればやっと管理栄養士になれます。

就活なども管理栄養士職として内定をもらっている場合は、なんとしてでも合格しなければならないので、かなりプレッシャーになりました。


晴れて管理栄養士の国家資格を取得できれば、ようやく資格を名乗って仕事ができるというわけです。


管理栄養士になるためのお話だけで、長くなってしました。

ちゃんと専門的に勉強した資格なんだよ、お料理だけしている資格ではないんだよ(むしろ調理以外で学ぶことが多い)というのが伝わったらいいなと思います。

管理栄養士というと「お料理できるんですねー!」と言われることが多いですがそれは偏見です!

もちろんお料理上手な方はいらっしゃいますが、管理栄養士は食を通じて人々を健康にするための資格だと思います。

結構、いやかなり化学的な知識も必要な資格です。


少しでも管理栄養士のお仕事について知ってもらえたら嬉しいです!

書き出すと、また熱く語りだしてしまうので、
続きはまた明日以降に書きたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました🙇🏻‍♀️


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